Cosminexus 簡易構築・運用ガイド
ここでは,論理CTMで指定できるパラメタについて説明します。
論理CTMで指定できるパラメタについて次の表に示します。「省略値」とは,パラメタの指定がない場合に仮定される値です。
表14-101 論理CTMに設定できるパラメタ
param-name指定値 | param-valueの指定内容 | 省略値 |
---|---|---|
ctm.Agent | CTMレギュレータのORBゲートウェイ機能を使用するかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。
|
0 |
ctm.cdm | 利用するCTMドメインマネジャの論理サーバ名を指定します。同一ホスト内のCTMドメインマネジャを指定してください。 | CTMDOMAIN |
ctm.CreatePolicy | create要求のCTMノード選択ポリシーを選択します。次のどちらかを指定します。
|
normalDispatch |
ctm.DCSendTimeOut | CTM間通信のリクエスト転送時のタイムアウト時間を0〜2147483647の範囲の整数(単位:秒)で指定します。 0は設定しないことを表します。 |
180 |
ctm.DispatchParallelCount | 自CTM内でクライアントからの要求メッセージをJ2EEサーバに振り分けるスレッドの最大値を0〜32767の範囲の整数で指定します。 | 255 |
ctm.DispatchPolicy | リクエストのスケジュールポリシーを選択します。
|
priorDispatch |
ctm.EjbPort | EJBクライアントがCTMデーモンの新しいコネクションを探すときに使用するポート番号を5001〜65535の範囲の整数で指定します。指定しない場合はOSが自動的に割り当てたポート番号を使用します。 | 自動 |
ctm.LoadCheckInterval | スケジュールキューの負荷状況を監視する時間間隔を0から32767の範囲の整数(単位:秒)で指定します。0は一定時間間隔での負荷状況監視を行わないことを表します。 | 10 |
ctm.LogFileCount | CTMログファイルの面数を指定します。 指定できる値は,2,4,8,16,24,32です。 |
2 |
ctm.LogFileSize | CTMログファイルの1ファイルの最大サイズを1〜3の範囲の整数(単位:メガバイト)で指定します。 | 1 |
ctm.MaxRequestCount | CTMに登録するCTMキューが,同時に登録できるリクエスト数を1〜32767の範囲の整数で指定します。 | 50 |
ctm.ns.port | CTMと対となるネーミングサービスのポート番号を1〜65535の範囲の整数で指定します。 | 20348 |
ctm.NsBindHost | 一つのマシンに複数のIPアドレスが割り当てられている場合に,特定のIPアドレスに割り当てるかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。
|
false |
ctm.port | CTMが使用するポート番号を5001〜65535の範囲の整数で指定します。 | 20138 |
ctm.QueueCount | CTMに登録できるCTMキュー数を1〜32767の範囲の整数で指定します。 | 128 |
ctm.QueueDeleteWait | 異常終了したJ2EEサーバが登録していたCTMキューを削除しないで保留し,J2EEサーバの再開始を待つ場合の待ち時間を,0〜2147483647の範囲の整数(単位:秒)で指定します。 | 0 |
ctm.QueueInterval | システム停止しきい値の処理率を求める時間間隔を1〜32767の範囲の整数(単位:秒)で指定します。 | なし |
ctm.QueueRate | キュー滞留監視状態へ移行する滞留率のしきい値を0〜99の範囲の整数(単位:%)で指定します。 | なし |
ctm.QueueRegistCount | 同じCTMキューを共有できるJ2EEアプリケーション数を1〜32767の範囲の整数で指定します。 | 64 |
ctm.RegOption | CTMレギュレータの設定ファイルを,CTM稼働ホストの絶対パス(256文字以内の文字列)で指定します。 | なし |
ctm.RegStart | CTM開始時に自動開始するCTMレギュレータのプロセス数を0〜32767の範囲の整数で指定します。 | 1 |
ctm.RequestCount | 何回タイムアウトが発生したら自動閉塞するかを1〜32767の範囲の整数で指定します。 | なし |
ctm.RequestInterval | タイムアウト発生回数を求める時間間隔を1〜32767の範囲の整数(単位:秒)で指定します。 | なし |
ctm.ServerCacheSize | CTMドメインの構成情報を格納するキャッシュテーブルのサイズを1〜32767の範囲の整数(単位:キロバイト)で指定します。 | 1024 |
ctm.ServerConnectCount | CTMに接続するJ2EEサーバの最大数を0〜32767の範囲の整数で指定します。 | 64 |
ctm.StatsFileCount | CTM稼働統計情報の世代数を指定します。 指定できる値は,3,4,16,32,64,128,256です。 |
3 |
ctm.StatsFileSize | CTM稼働統計情報のファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。 指定できる値は,1,2,3,4,8,16,32,64,128,256,512,1024です。 |
3 |
ctm.StatsInterval | CTM稼働統計情報をファイルに出力する時間間隔を1〜1440の範囲の整数(単位:分)で指定します。 | 1 |
ctm.StatsUse | CTM稼働統計情報を取得するかしないかを設定します。次のどちらかを指定します。
|
Y |
ctm.SystemDown | システムを停止するかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。
|
1 |
ctm.SystemDownRate | システム停止へ移行する処理率のしきい値を1〜100の範囲の整数(単位:%)で指定します。 | なし |
ctm.TSCGwOption | OTMゲートウェイの設定ファイルを,CTM稼働ホストの絶対パス(256文字以内の文字列)で指定します。 | なし |
ctm.TSCGwStart | CTM開始時に自動開始するOTMゲートウェイのプロセス数を0〜32767の範囲の整数で指定します。 0はOTMゲートウェイを起動しないことを表します。 |
0 |
ctm.WatchQueue | キューの停留監視をするかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。
|
false |
ctm.WatchRequest | J2EEサーバへのリクエストの送信でタイムアウトが発生したときにキューを閉塞するかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。
|
false |
ctmid | CTMの識別子を31文字以内の文字列で指定します。使用できる文字は英数字,アンダースコア(_),およびピリオド(.)です(ピリオドはIPアドレスの場合だけ指定できます)。「CTM」または「ctm」で始まる文字列は指定しないでください。 このパラメタを指定する場合,運用管理ドメイン内のすべての論理CTMサーバで一意の値を指定する必要があります。 なお,IPアドレスを指定した場合,ピリオド(.)は,アンダースコア(_)に置き換えられます。 |
<ホストの定義の<agent-host>タグに指定された値>※_<CTMのポート番号> |
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