Cosminexus 簡易構築・運用ガイド

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14.4.4 Hitachi Web Serverのログの出力方法を設定するパラメタ

Hitachi Web Serverのログの出力方法を設定するパラメタについて,次の表に示します。「省略値」とは,パラメタの指定がない場合に仮定される値です。

表14-8 Hitachi Web Serverのログの出力方法を設定するパラメタ

param-name指定値 param-valueの指定内容 省略値
CustomDivideFileNum HttpsdCustomMethodで「Div」を設定したときに有効になります。
分割したログファイルのファイル数を0〜256の範囲で指定します。分割したファイル数がここで指定した数を超えた場合,最も古いファイルから削除されます。0を指定した場合,ファイルは削除されません。
8
CustomDivideTimeDifference HttpsdCustomMethodで「Div」を設定したときに有効になります。
ログファイルを分割する基準となる時間(単位:分)を,GMTに対する差として-1439〜1439の範囲で指定します。0を指定すると,1970年1月1日0時0分0秒(GMT)が基準時間となります。
540
CustomDivideTimeInterval HttpsdCustomMethodで「Div」を設定したときに有効になります。
一つのログファイルで採取する時間間隔を1〜31536000の範囲で指定します。
86400
CustomWraparoundFileNum HttpsdCustomMethodで「Wrap」を設定したときに有効になります。
出力するログファイルの最大数を1〜256の範囲で指定します。
ログファイルのサイズがCustomWraparoundFilesizeで指定したサイズを超えた場合,ログの出力先は次のログファイルに移ります。このとき,すでにこのパラメタに指定した最大数と同じ数のログファイルが作成されていた場合,「.001」という名称がついているファイルから再度使用されます。
5
CustomWraparoundFilesize HttpsdCustomMethodで「Wrap」を設定したときに有効になります。
ログファイルの最大サイズ(単位:キロバイト)を1〜2097151の範囲で指定します。
ログを出力するときに,ログファイルのサイズがこのパラメタで指定した最大サイズを超えた場合,ログの出力先は次のログファイルに移ります。このとき,移動先のログファイルの内容はクリアされます。
8192
ErrorDivideFileNum HttpsdErrorMethodで「Div」を設定したときに有効になります。
分割したログファイルのファイル数を0〜256の範囲で指定します。分割したファイル数がここで指定した数を超えた場合,最も古いファイルから削除されます。0を指定した場合,ファイルは削除されません。
8
ErrorDivideTimeDifference HttpsdErrorMethodで「Div」を設定したときに有効になります。
ログファイルを分割する基準となる時間(単位:分)を,GMTに対する差として-1439〜1439の範囲で指定します。0を指定すると,1970年1月1日0時0分0秒(GMT)が基準時間となります。
540
ErrorDivideTimeInterval HttpsdErrorMethodで「Div」を設定したときに有効になります。
一つのログファイルで採取する時間間隔を1〜31536000の範囲で指定します。
86400
ErrorWraparoundFileNum HttpsdErrorMethodで「Wrap」を設定したときに有効になります。
出力するログファイルの最大数を1〜256の範囲で指定します。
ErrorWraparoundFilesizeで指定したサイズを超えた場合,ログの出力先は次のログファイルに移ります。このとき,すでにこのパラメタに指定した最大数と同じ数のログファイルが作成されていた場合,「.001」という名称がついているファイルから再度使用されます。
5
ErrorWraparoundFilesize HttpsdErrorMethodで「Wrap」を設定したときに有効になります。
ログファイルの最大サイズ(単位:キロバイト)を1〜2097151の範囲で指定します。
ログを出力するときに,ログファイルのサイズがこのパラメタで指定した最大サイズを超えた場合,ログの出力先は次のログファイルに移ります。このとき,移動先のログファイルの内容はクリアされます。
8192
HttpsdCustomLogFileDir Webサーバが出力するアクセスログの出力先ディレクトリを指定します。 logs
HttpsdCustomlogFormat Hitachi Web Serverが提供するラベル名または任意のフォーマットを指定します。
Hitachi Web Serverが提供するラベル名と対応するフォーマットは次のとおりです。
  • common
  • combined
  • combinedio
  • hws_std
  • hws_trace
これ以外のフォーマットを指定する場合は,任意のフォーマットを指定してください。フォーマットで指定した内容が,httpsd.conf(Hitachi Web Server定義ファイル)のCustomLogディレクティブの引数に設定されます。
フォーマットの指定内容の詳細については,マニュアル「Hitachi Web Server」のCustomLogディレクティブに関する説明を参照してください。
hws_std
HttpsdCustomMethod アクセスログの出力方式として,次のどれかを指定します。

Off:
httpsd.conf(Hitachi Web Server定義ファイル)の設定を変更しません。
httpsd.confを編集していない場合,省略値が設定されます。

On:
単調増加でログを出力します。

Div:
一定時間単位にログを分割して出力します。

Wrap:
ファイルサイズでログを分割してラップアラウンドに出力します。
Div
HttpsdErrorLogFileDir Webサーバの出力するエラーログの出力先ディレクトリを指定します。 logs
HttpsdErrorMethod エラーログの出力方式として,次のどれかを指定します。

Off:
httpsd.conf(Hitachi Web Server定義ファイル)の設定を変更しません。httpsd.confを編集していない場合,「Wrap」が設定されます。

On:
単調増加でログを出力します。

Div:
一定時間単位にログを分割して出力します。

Wrap:
ファイルサイズでログを分割してラップアラウンドに出力します。
Div
HttpsdLogFileDir Webサーバの出力するログの出力先ディレクトリを指定します。 logs
HttpsdRequestLogFileDir Webサーバの出力するリクエストログの出力先ディレクトリを指定します。 logs
HttpsdRequestMethod リクエストログの出力方式として,次のどれかを指定します。

Off:
httpsd.conf(Hitachi Web Server定義ファイル)の設定を変更しません。httpsd.confを編集していない場合,省略値が設定されます。

On:
単調増加でログを出力します。

Div:
一定時間単位にログを分割して出力します。

Wrap:
ファイルサイズでログを分割してラップアラウンドに出力します。
Div
HWSRequestIofilter HWSRequestLogLevelで「on」を設定したときに有効になります。
モジュールが実装している入出力フィルタ関数の,実行契機を示すI/Oフィルタトレースを出力する場合に指定します。出力量が多いため,実運用での指定は推奨しません。
次のどちらかを指定します。

true:
出力します。

false:
出力しません。
false
HWSRequestLogLevel リクエストログに出力するかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。

on:
出力します。

none:
出力しません。
また,このパラメタで「on」を設定した場合,次に示すパラメタの設定が有効になります。
  • HWSRequestIofilter
  • HWSRequestModuleDebug
  • HWSRequestModuleInfo
  • HWSRequestRequest
デフォルトでは,次に示すパラメタが出力されます。
  • HWSRequestModuleInfo
  • HWSRequestRequest
On
HWSRequestModuleDebug HWSRequestLogLevelで「on」を設定したときに有効になります。
内部モジュールに対するモジュールトレースと,外部モジュール相当のトレースを出力する場合に指定します。出力量が多いため,実運用での指定は推奨しません。
次のどちらかを指定します。

true:
出力します。

false:
出力しません。
false
HWSRequestModuleInfo HWSRequestLogLevelで「on」を設定したときに有効になります。
外部モジュールに対するモジュールトレースを出力する場合に指定します。
次のどちらかを指定します。

true:
出力します。

false:
出力しません。
true
HWSRequestRequest HWSRequestLogLevelで「on」を設定したときに有効になります。
次の場合に指定します。
  • コネクション確立後とレスポンス完了後にトレースを出力したい場合
  • KeepAlive接続の場合に,次のリクエストライン受信後にもトレースを出力したい場合
次のどちらかを指定します。

true:
出力します。

false:
出力しません。
true
RequestDivideFileNum HttpsdRequestMethodで「Div」を設定したときに有効になります。
分割したログファイルのファイル数を0〜256の範囲で指定します。分割したファイル数がここで指定した数を超えた場合,最も古いファイルから削除されます。0を指定した場合,ファイルは削除されません。
8
RequestDivideTimeDifference HttpsdRequestMethodで「Div」を設定したときに有効になります。
ログファイルを分割する基準となる時間(単位:分)を,GMTに対する差として-1439〜1439の範囲で指定します。0を指定すると,1970年1月1日0時0分0秒(GMT)が基準時間となります。
540
RequestDivideTimeInterval HttpsdRequestMethodで「Div」を設定したときに有効になります。
一つのログファイルで採取する時間間隔を1〜31536000の範囲で指定します。
86400
RequestWraparoundFileNum HttpsdRequestMethodで「Wrap」を設定したときに有効になります。
出力するログファイルの最大数を1〜256の範囲で指定します。
ログファイルのサイズがRequestWraparoundFilesizeで指定したサイズを超えた場合,ログの出力先は次のログファイルに移ります。このとき,すでにこのパラメタに指定した最大数と同じ数のログファイルが作成されていた場合,「.001」という名称がついているファイルから再度使用されます。
5
RequestWraparoundFilesize HttpsdRequestMethodで「Wrap」を設定したときに有効になります。
ログファイルの最大サイズ(単位:キロバイト)を1〜2097151の範囲で指定します。
ログを出力するときに,ログファイルのサイズがこのパラメタで指定した最大サイズを超えた場合,ログの出力先は次のログファイルに移ります。このとき,移動先のログファイルの内容はクリアされます。
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worker.<ワーカ名>.type ワーカのタイプを次に示すタイプから指定します。タイプごとに設定できるパラメタについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」のworkers.properties(ワーカ定義ファイル)の説明を参照してください。なお,このパラメタはワーカごとに指定する必要があります。
次のどれかを指定します。

ajp13:
外部プロセスで動作しているWebコンテナサーバにリクエストを転送するワーカです。

lb:
ラウンドロビンに基づく負荷分散機能を持つワーカです。

post_size_lb:
POSTデータサイズによってリクエストの転送先J2EEサーバを振り分ける機能を持つワーカです。
なし