Cosminexus 簡易構築・運用ガイド

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6.10 システムの一括構築

システムの一括構築では,情報モデルの生成,その情報モデルを基にしたWebサーバおよびJ2EEサーバのセットアップ,および各論理サーバの環境設定を一つのコマンドで一括で実施します。

また,必要に応じて負荷分散機に仮想サーバや実サーバを作成します。

システムの一括構築手順を,次に示します。

運用管理サーバでcmx_build_systemコマンドを使用してシステムを一括構築します。cmx_build_systemコマンドの-fオプションには,簡易構築定義ファイルを指定します。

Windowsの場合
 
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_build_system -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -f MyWebSystemDef.xml
 

UNIXの場合
 
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_build_system -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -f MyWebSystemDef.xml
 
注意
Smart Composer機能では,負荷分散機の基本的な情報(仮想サーバや実サーバの定義,仮想サーバポートと実サーバポートとのバインドなど)だけ設定します。特定のネットワーク構成をサポートするためなどの設定はシステムの一括構築後,手動で設定してください。
Smart Composer機能が実行するBIG-IP 1500,BIG-IP 1000およびLoadflowbalのCLIコマンドについては,「付録A Smart Composer機能が実行する負荷分散機のCLIコマンド」を参照してください。