JP1/NETM/Client Security Control
PC一覧情報ファイルは,PC一覧情報の出力コマンド(cscexportpclist)を実行した場合に作成されるファイルです。
指定した危険レベル判定日時に危険レベルの判定を実施したクライアントの資産情報および判定結果がPC一覧情報としてCSV形式で出力されます。管理者は,このPC一覧情報ファイルを使用して,PC危険レベルを管理できます。
PC一覧情報ファイルは,資産情報一覧ファイルと判定項目ごとの判定結果一覧ファイルに分かれており,クライアントセキュリティ管理画面で表示される内容と同一です。
PC一覧情報ファイルの一覧を次の表に示します。
表16-32 PC一覧情報ファイル一覧
項番 項目名 ファイル名 説明 1 資産情報一覧ファイル cscmassetinfo.csv クライアントセキュリティ管理画面のPC一覧画面に表示される情報です。 2 判定結果ファイル(更新プログラム) cscmupresult.csv クライアントセキュリティ管理画面の判定結果詳細画面に表示される情報です。 3 判定結果ファイル(ウィルス対策製品) cscmvrsresult.csv 4 判定結果ファイル(不正ソフトウェア) cscmunjustresult.csv 5 判定結果ファイル(必須ソフトウェア) cscmneedjdgrslt.csv 6 判定結果ファイル(ユーザ定義) cscmusrjdgrslt.csv 7 判定結果ファイル(PCセキュリティ設定) cscmpcsecurityresult.csv 各ファイルの記述形式は共通です。記述形式および注意事項を次に示します。
- 各項目は,「,(コンマ)」で区切られます。
- 各項目の値は,「"(ダブルクォーテーション)」で囲まれます。「""」は,値が省略されていることを示します。
- 各項目の値の文字列中に「"」が含まれる場合は,「""」と二つ続けて設定されます。
- 改行コードは,「0x0d0a」です。
- ファイルの先頭行には,タイトル行としてPC一覧情報ファイルの項目名が設定されます。
- 判定結果ファイルに出力される項目は,PC一覧情報の出力コマンド(cscexportpclist)の引数の指定によって異なります。
- -sオプションを省略した場合
- 判定結果が「危険」「警告」「注意」「不明」の情報だけが出力されます。「安全」「判定項目なし」の情報は出力されません。また,すべての資産が「安全」または「判定項目なし」の場合,判定結果ファイルは作成されません。
- -sオプションを指定した場合
- 判定結果が「危険」「警告」「注意」「安全」「不明」の情報だけが出力されます。「判定項目なし」の情報は出力されません。また,すべての資産が「判定項目なし」の場合,判定結果ファイルは作成されません。
- 資産情報一覧ファイルについては,危険レベルに関係なく,対象の資産がすべて出力されます。
なお,PC一覧情報の出力コマンド(cscexportpclist)については,「15. コマンド」の「cscexportpclist(PC一覧情報を出力する)」を参照してください。
- <この節の構成>
- 16.10.1 資産情報一覧ファイル
- 16.10.2 判定結果ファイル(更新プログラム)
- 16.10.3 判定結果ファイル(ウィルス対策製品)
- 16.10.4 判定結果ファイル(不正ソフトウェア)
- 16.10.5 判定結果ファイル(必須ソフトウェア)
- 16.10.6 判定結果ファイル(ユーザ定義)
- 16.10.7 判定結果ファイル(PCセキュリティ設定)
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