JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response
機能
HTTP(PI_HTP)レコードには,HTTPサービスに関する応答時間の情報が格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目 デフォルト値 変更可否 Collection Interval 360 ○ Collection Offset 0 ○ Log No ○ LOGIF 空白 ○
ODBCキーフィールド
PI_HTP_MSR_COND_ID
ライフタイム
なし
レコードサイズ
- 固定部:681バイト
- 可変部:360バイト
フィールド
View名
(Manager名)説明 要約ルール 形式 デルタ データソース DNS Time
(DNS_TIME)DNS時間(秒)。図9-4の(4)。 AVG double No Probe Daemon Data Transfer Time
(DATA_TRANS_TIME)データ転送時間(秒)。図9-4の(7)。 AVG double No Probe Daemon HTTP Time
(HTTP_TIME)HTTP時間(秒)。図9-4の(3)。 AVG double No Probe Daemon Request Count
(REQ_COUNT)発行したリクエスト数(回)。 AVG double No Probe Daemon Server Processing Time
(SERV_PROCESS_TIME)サーバ処理時間(秒)。図9-4の(6)。 AVG double No Probe Daemon Setup Time
(SETUP_TIME)セットアップ時間(秒)。図9-4の(2)。 AVG double No Probe Daemon TCP Connection Time
(TCP_CON_TIME)TCP接続時間(秒)。図9-4の(5)。 AVG double No Probe Daemon Throughput
(THROUGHPUT)リソースの転送スループット(ビット/秒)。総リソースサイズおよびデータ転送時間によって決まる。 AVG double No Probe Daemon Total Amount of Data
(TOTAL_DATA_SIZE)HTTPプローブと計測対象サーバがTCPコネクション上でやり取りした総データ量(バイト)。 AVG double No Probe Daemon Total Resource Size
(TOTAL_RES_SIZE)取得した総リソースサイズ(バイト)。 AVG double No Probe Daemon Total Response Time
(TOTAL_RESP_TIME)総応答時間(秒)。図9-4の(1)。 AVG double No Probe Daemon
- 注
- 計測対象ページに,埋め込みイメージやフレームがあり,計測条件の深さが2以上の場合は,計測が複数回実行されます。この時,スループットを除く項目の値は,複数回の計測結果の和になります。
HTTPシーケンスを次の図に示します。
図9-4 HTTPシーケンス
HTTPの動作環境および注意事項
HTTPプローブは,指定されたURLに対してHTTPリクエストを発行し,GETメソッドによるページの取得またはPOSTメソッドによるデータの登録を行い,応答時間を計測します。
HTTPの動作環境および注意事項について,次に説明します。
Web認証
認証方式は基本認証(Basic Authentication)です。
Cookie
Netscape Communication社の仕様に基づいたCookieを受け入れます。CookieとしてHTTPサーバから送信された情報は計測条件単位で作成するCookieファイルに記録されます。Cookieファイルは計測終了後も削除されないで残るため,同一の計測条件IDで計測条件の内容を変更したときに計測が正しく実行できないような場合は,その計測条件IDに対応するCookieファイルを削除してください。Cookieファイルの命名規則を次に示します。
cookies_<計測条件ID>
Cookieファイルは,次のディレクトリに格納されます。
インストール先フォルダ\agtv\probe\probedata\httpプログラム実行
プラグイン,JavaScriptおよびAppletはダウンロードされるだけで実行されません。
深さ
例えば,深さに2を指定した場合,指定したURLのページの埋め込みリソースやフレームに表示されるページを取得します。ただし,リンクされているページは取得しません。指定した数に対応する分だけ,取得したページまたはフレームに埋め込まれているリソースやフレームの取得を繰り返します。
取得する埋め込みリソースやフレームについては,取得したHTMLを解析し,次の表に示すタグおよび属性名の値に指定されているリソースやフレームを取得します。
表9-9 埋め込みリソースやフレームの取得対象
タグ名 属性名 applet code frame src iframe src img src script src なお,gzipやcompressなどで圧縮や変形して応答されたHTMLに対しては,リソースやフレームは取得されません。
プロキシ利用
指定されたURLのWebページ本体,埋め込みリソース,およびフレームの取得で,プロキシ利用するものとしないものが混在している場合,計測できません。
HTTPバージョン
HTTP/1.0を使用します。
準拠するRFC
- RFC1866 Hypertext Markup Language - 2.0
- RFC2616 Hypertext Transfer Protocol - HTTP/1.1
- RFC2396 Uniform Resource Identifiers (URI): Generic Syntax
RFCに準拠していない機能や制限事項については,前述の注意事項を参照してください。
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