JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response
機能
FTP(PI_FTP)レコードには,FTPサービスに関する応答時間の情報が格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目 デフォルト値 変更可否 Collection Interval 360 ○ Collection Offset 0 ○ Log No ○ LOGIF 空白 ○
ODBCキーフィールド
PI_FTP_MSR_COND_ID
ライフタイム
なし
レコードサイズ
- 固定部:681バイト
- 可変部:340バイト
フィールド
View名
(Manager名)説明 要約ルール 形式 デルタ データソース Data Transfer Time
(DATA_TRANS_TIME)データ転送時間(秒)。図9-3の(7)。 AVG double No Probe Daemon DNS Time
(DNS_TIME)DNS時間(秒)。図9-3の(4)。 AVG double No Probe Daemon FTP Time
(FTP_TIME)FTP時間(秒)。図9-3の(3)。 AVG double No Probe Daemon Preprocessing Time
(PRE_PROCESS_TIME)前処理時間(秒)。図9-3の(6)。 AVG double No Probe Daemon Setup Time
(SETUP_TIME)セットアップ時間(秒)。図9-3の(2)。 AVG double No Probe Daemon TCP Connection Time
(TCP_CON_TIME)TCP接続時間(秒)。図9-3の(5)。 AVG double No Probe Daemon Throughput
(THROUGHPUT)スループット(ビット/秒)。転送ファイルサイズおよびデータ転送時間によって決まる。 AVG double No Probe Daemon Total Amount of Data
(TOTAL_DATA_SIZE)FTPプローブと計測対象サーバがTCPコネクション上でやり取りした総データ量(バイト)。 AVG double No Probe Daemon Total Response Time
(TOTAL_RESP_TIME)総応答時間(秒)。図9-3の(1)。 AVG double No Probe Daemon Transfer File Size(TRANS_FILE_SIZE) 転送したファイルサイズ。 AVG double No Probe Daemon FTPシーケンスを次の図に示します。
図9-3 FTPシーケンス
FTPの動作環境および注意事項
FTPプローブは,計測対象のFTPサーバに対して,FTPサーバ上の計測用ファイルを取得するか,あらかじめ用意した計測用ファイルを転送し,転送に掛かった時間を測定します。なお,計測用の転送ファイルは,あらかじめ次のディレクトリに格納しておきます。
- FTPサーバへの転送
インストール先フォルダ\agtv\probedata\ftp
- FTPサーバからの転送
計測条件で指定したユーザーのホームディレクトリ下
FTPの動作環境および注意事項について,次に説明します。
転送したファイルの扱い
転送したファイルは,転送方向によってそれぞれ次のように扱われます。
- UPLOAD
- 転送先となるFTPサーバのユーザーごとのホームディレクトリ上に置かれたファイルと同じファイル名を転送しようとした場合,常に上書きされます。このため,転送先の計測用ファイルの総データサイズが増加し続けることはありません。
- DOWNLOAD
- 取得したファイルのデータは,1回の計測が完了するたびに破棄されます。
転送時データタイプ
FTPプローブは,転送時に,ASCIIデータタイプによる転送だけをサポートします。
準拠するRFC
- RFC959:FILE TRANSFER PROTOCOL(FTP)
RFCに準拠していない機能や制限事項については,前述の注意事項を参照してください。
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