JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response
Probe動作条件定義ファイルは,Probe Daemonの起動オプションを設定するファイルです。Probe Daemonの起動時に読み込まれます。
なお,Probe動作条件定義ファイルの定義内容を有効にするには,PFM - Agent for Service Responseを再起動する必要があります。
- <この節の構成>
- (1) 書式
- (2) 定義内容
- (3) 記述例
[General] mode=ESP number_of_probes=プローブの計測多重度 max_reportfile_size=レポートファイルのサイズの上限値 [System Log] printlog_flag={Y|N} [Cluster] cluster_flag={Y|N} shared_directory=クラスタ運用で使用する共有ディスク上のディレクトリ名 [WEBTRANS Probe] max_keep_alive_session=持続的接続時の最大セッション数 skip_emb_rsc_error={Y|N} post_redirect_method={GET|POST} [FTP Probe] ignore_quit_resp_recv_error={Y|N}
- 注意
- Probe動作条件定義ファイルを記述するときの注意事項を次に示します。
- キー名称と値は「=(イコール)」でつないで記述すること。
- キー名称と値は1行で記述すること。
- 行頭は1カラム目から記述すること。
- なお,先頭が「#(シャープ)」の行は,コメント行とみなされます。
定義内容を説明します。なお,オプションの項目は,必要でない場合は省略できます。必要でないオプション項目の記述を省略する場合は,キー名ごと(またはセクションごと)記述を省略します。
- Generalセクション
- PFM - Agent for Service Responseのプローブの計測多重度およびレポートファイルのサイズの上限値を指定します。
表7-3 Generalセクションの定義内容
キー名 必須 指定する値 mode ○ 「ESP」固定です。 number_of_probes
((1〜100))《10》− プローブの計測多重度を指定します。 max_reportfile_size
((1〜32))(メガバイト)《4》− レポートファイルのサイズの上限値を指定します。
- (凡例)
- ○:必須項目
- −:オプション項目
- System Logセクション
- ログの出力に関する設定をします。
表7-4 System Logセクションの定義内容
キー名 必須 指定する値 printlog_flag
((YまたはN))《N》− Probe Daemonのイベントログを出力するかどうかを指定します。出力する場合は「Y」を,出力しない場合は「N」を指定します。
- (凡例)
- −:オプション項目
- Clusterセクション
- クラスタ運用に関する設定をします。
表7-5 Clusterセクションの定義内容
キー名 必須 指定する値 cluster_flag
((YまたはN))《N》− PFM - Agent for Service Responseをクラスタ環境で運用する場合は「Y」を,しない場合は「N」指定します。 shared_directory
((255バイト以内))−※ クラスタ環境で運用する場合,レポートファイル,計測条件登録ファイルを出力するための,共有ディスク上のディレクトリ名を指定します。
cluster_flagにYを指定した場合は,設定が必要です。Nを指定した場合は,この項目を設定しても無視されます。空白を含んだパスを指定する場合でも,「"(ダブルクォーテーション)」で囲まないでください。
- (凡例)
- −:オプション項目
- 注※
- cluster_flagにYを指定した場合は必須項目。
- WEBTRANS Probeセクション
- Webトランザクションの計測に関する設定をします。
表7-6 WEBTRANS Probeセクションの定義内容
キー名 必須 指定する値 max_keep_alive_session
((1〜20))《10》− Webトランザクション計測で持続的接続をする場合の最大セッション数を指定します。一つのWebトランザクション計測で使用する最大セッションとなります。 skip_emb_rsc_error
((YまたはN))《N》− Webトランザクション計測で埋め込みリソースの取得でエラーとなった場合に計測を続行するかどうかを指定します。計測を続行する場合は「Y」を,続行しない場合は「N」を指定します。 post_redirect_method
((GETまたはPOST))《GET》− Webトランザクション計測でPOSTリクエストのリダイレクト時に使用するメソッドを指定します。GETメソッドを使用する場合は「GET」を,POSTメソッドを使用する場合は「POST」を指定します。通常はこの値を変更しないでください。
- (凡例)
- −:オプション項目
- FTP Probeセクション
- FTPの計測に関する設定をします。
表7-7 FTP Probeセクションの定義内容
キー名 必須 指定する値 ignore_quit_resp_recv_error
((YまたはN))《N》− FTPの計測で,ログアウト(QUITコマンド投入)に対するFTPサーバからの応答メッセージの受信でエラーとなった場合に監視を続行するかどうかを指定します。計測を続行する場合は「Y」を,続行しない場合は「N」を指定します。Windowsファイアウォールが有効となっている環境で,FTPを監視する場合は,「Y」を指定してください。
- (凡例)
- −:オプション項目
Probe動作条件定義ファイルの記述例を次に示します。
[General] mode= ESP number_of_probes= 10 max_reportfile_size= 10
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