JP1/Automatic Job Management System 2 for 活文PDFstaff Option
次に示す手順に従って,PDF変換ジョブを定義してください。
- 注意事項
- Windows Vistaを使用している場合,PDF変換ジョブの定義でJIS第3水準文字および第4水準文字を入力すると,文字が正しく認識されません。JIS第3水準文字および第4水準文字は使用しないでください。
- JP1/AJS2の[ジョブネットエディタ]ウィンドウのマップエリアを表示する。
- [カスタムジョブ]タブを選択し,[排他編集]をチェックする。
- [
]アイコンをドラッグし,マップエリアにドロップする。
マップエリアのジョブネットにPDF変換ジョブが追加され,[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスが表示されます。
- [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの共通項目を定義する。
次の表に従って定義してください。
表4-3 [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの共通項目の定義方法
項目名 定義方法 指定 [ユニット名] PDF変換ジョブのユニット名を1〜30バイトの文字列で指定します。 ○ [コメント] PDF変換ジョブのコメントを1〜80バイトの文字列で指定します。 △ [実行ホスト] PDF変換ジョブを実行するジョブ実行ホスト名を1〜255バイトの文字列で指定します。 ○
- (凡例)
- ○:必ず指定します。
- △:任意で指定します。
- [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[定義]タブで定義する。
次の表に従って定義してください。
表4-4 [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[定義]タブの定義方法
項目名 定義方法 指定 [実行優先順位] PDF変換ジョブの実行優先順位を選択します。
JP1/AJS2から実行するジョブのデフォルトの実行優先順位は低く設定されていますので,必要に応じてPDF変換ジョブの実行優先順位を変更してください。ジョブの実行優先順位の変更については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド」のジョブの実行優先順位に関する注意事項を参照してください。△ [標準出力ファイル名] PDF変換ジョブを実行するときに使う標準出力ファイル名を1〜511バイトの文字列で指定します。ファイル名はフルパスで指定します。 △ [標準エラー出力ファイル名] PDF変換ジョブを実行するときに使う標準エラー出力ファイル名を1〜511バイトの文字列で指定します。ファイル名はフルパスで指定します。 △ 終了判定[判定結果] 終了判定の条件を選択します。
PDF変換対象ファイルがない状態(JP1/AJS2 for 活文PDFstaffの終了コードが「1」),およびPDF変換に失敗した状態(JP1/AJS2 for 活文PDFstaffの終了コードが「2」)を「異常」として扱う場合は,次のように指定します。
- 警告しきい値
- 指定しないでください。
- 異常しきい値
- 「0」を指定します。
△ 終了判定[警告しきい値] 終了判定[異常しきい値] [実行時のユーザー] ジョブ実行ホストのOSのユーザー名を1〜63バイトの文字列で指定します。 △ [詳細情報の設定] [詳細]ボタンをクリックすると,[PDF設定]ダイアログボックスが表示されます。
手順7〜9を参照してください。○
- (凡例)
- ○:必ず指定します。
- △:任意で指定します。
JP1/AJS2 for 活文PDFstaffの終了コードについては,「4.4.2 JP1/AJS2 for 活文PDFstaffの終了コード」を参照してください。
- [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[属性]タブで定義する。
次の表に従って定義してください。
表4-5 [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[属性]タブの定義方法
項目名 定義方法 指定 [保留] ユニットの状態をあらかじめ保留状態にするかどうかを指定します。 △ [種別] ユニットの種別をリカバリーにするかどうかを指定します。 △ [打ち切り時間指定] PDF変換ジョブの実行を打ち切る時間を指定するかどうかを選択します。 △ [打ち切り時間] [打ち切り時間指定]で[する]を選択した場合,打ち切り時間を分で指定します。指定できる値は,1〜1,440(単位:分)です。
PDF変換の処理に掛かる時間を考慮し,処理中にPDF変換ジョブが打ち切りにならないよう注意してください。△ [所有者] ユニットの所有者を1〜31バイトの文字列で指定します。 △ [JP1資源グループ] JP1資源グループ名を1〜63バイトの文字列で指定します。指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。空白の場合は,アクセス権限の対象になりません。 △ [実行ユーザー種別] 実行ユーザーの種類を選択します。選択できる種類を次に示します。
- [登録ユーザー]
- PDF変換ジョブを登録したJP1ユーザーでジョブを実行します。
- [所有ユーザー]
- PDF変換ジョブを所有しているJP1ユーザーでPDF変換ジョブを実行します。
△
- (凡例)
- △:任意で指定します。
- [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[定義]タブの[詳細]ボタンをクリックする。
[PDF設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [PDF設定]ダイアログボックスの[基本]タブで定義する。
[基本]タブでは,あらかじめ作成した対象フォルダ,および接続する活文PDFstaffサーバのURLを指定します。
次の表に従って定義してください。
表4-6 [PDF設定]ダイアログボックスの[基本]タブの定義方法
項目名 定義方法 指定 対象フォルダ [入力フォルダまたはファイル] PDF変換するファイルを格納する入力フォルダまたはPDF変換するファイルを指定します。
ネットワーク上のフォルダを指定する場合は,UNC形式で指定します。ジョブ実行ホストのローカルディスク上のフォルダを指定する場合は,絶対パスで指定します。UNC形式および絶対パスの書式は次のとおりです。
- UNC形式
- \\ホスト名\フォルダ名\ファイル名
フォルダ名までを必ず指定してください。ファイル名は省略できます。
- 絶対パス
- ドライブ文字:\フォルダ名\ファイル名
指定できる文字列の長さは,どちらの場合も1〜256バイトです。
フォルダ名およびファイル名には「*」,「?」などのワイルドカード,「<」,「>」,「|」,および「:」を使用できません。
また,「\t」のような制御文字を使用した場合は,空白に置き換えられます。
なお,フォルダおよびファイルの指定には,JP1/AJS2のマクロ変数を使用できます。マクロ変数を使用した運用例については「付録C 運用例」を参照してください。○ [出力フォルダ] PDF変換したファイルを格納する出力フォルダを指定します。
ネットワーク上のフォルダを指定する場合は,UNC形式で指定します。ジョブ実行ホストのローカルディスク上のフォルダを指定する場合は,絶対パスで指定します。UNC形式および絶対パスの書式は次のとおりです。
- UNC形式
- \\ホスト名\フォルダ名
指定できる文字列の長さは,どちらの場合も1〜256バイトです。
- 絶対パス
- ドライブ文字:\フォルダ
フォルダ名には「*」,「?」などのワイルドカード,「<」,「>」,「|」,および「:」を使用できません。
また,「\t」のような制御文字を使用した場合は,空白に置き換えられます。
なお,フォルダの指定には,JP1/AJS2のマクロ変数を使用できます。マクロ変数を使用した運用例については「付録C 運用例」を参照してください。○ [出力ファイルに付与するサフィックス] 出力ファイルに付与するサフィックスを次の中から選択します。
サフィックスを指定すると,出力ファイル名は「PDF変換対象ファイル<サフィックス>.pdf」となります。
- 付与しない
- 処理日
YYYYMMDD形式で付与されます。(YYYY:年,MM:月,DD:日)
- 処理日時
YYYYMMDDHHMMSS形式で付与されます。(YYYY:年,MM:月,DD:日,HH:時,MM:分,SS:秒)
△ PDFstaffサーバ接続先 [PDFstaff ServerのURL] 接続する活文PDFstaffサーバのURLを1〜255バイトの文字列で指定します。入力できる文字列は,半角英数字だけです。
デフォルトでは,次のURLが設定されています。
http://PDFstaffServer/PDFstaff/Handler.asp○
- (凡例)
- ○:必ず指定します。
- △:任意で指定します。
運用に合わせてPDFファイルに設定するパスワードなどのセキュリティも定義できます。詳細については,4.2.2〜4.2.6を参照してください。
- [PDF設定]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックする。
[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスに戻ります。
- 指定した内容を確認し,[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックする。
[ジョブネットエディタ]ウィンドウにPDF変換ジョブが定義されます。
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