JP1/Base 運用ガイド
機能
ロックテーブルのエントリー数を拡張,または縮小します。なお,Jislckextコマンド実行前や実行後にロックテーブルの状態を表示する手順は,次のようになります。
- Windowsの場合
- Jislckextコマンドの-tオプションを使用して現在のロックエントリー数を取得する。
コマンドは次のように指定して実行してください。
Jislckext -t- エントリー数を変更する。
コマンドは次のように指定して実行してください。
Jislckext エントリー数- Jislckextコマンドの-tオプションを使用してロックエントリー数が変更されたことを確認する。
コマンドは次のように指定して実行してください。
Jislckext -t
- UNIXの場合
- ipcsコマンドで共有メモリーのセグメントサイズを調べる。
コマンドは次のように指定して実行してください。
ipcs -ma | grep 0x88- エントリー数を求める。
次に示す計算式でエントリー数が求まります。
(ipcsコマンド実行結果 - 36972) / 104- エントリー数を変更する。
コマンドは次のように指定して実行してください。
Jislckext エントリー数- ipcsコマンドで共有メモリーのセグメントサイズが変更されたことを確認します。
ipcs -ma | grep 0x88
形式
Jislckext エントリー数
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
- インストール先フォルダ\bin\
- UNIXの場合
- /opt/jp1base/bin/
引数
エントリー数
指定したエントリー数で,ロックテーブルを再作成します。
注意事項
- ロックテーブルがほかのプロセスで使用中の場合は,使用中のエントリー数だけを返します。
- ロックテーブルのエントリー数を変更する場合は,JP1/Baseのサービス,およびJP1/AJS2のサービスを停止する必要があります。また,ISAMファイルの操作,保守に関するユーティリティコマンド,およびJP1/AJS2のジョブネットを操作するコマンドを終了する必要があります。
- ロックテーブルのエントリー数の最大は,32,767です。
戻り値
0 正常終了 1 異常終了
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