JP1/Base 運用ガイド
機能
イベントサービスの定義情報を収集するコマンドです。
形式
jevdef_get {-f | -e | -l [動作定義ファイル名]} [-h 論理ホスト名]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
- インストール先フォルダ\bin\
- UNIXの場合
- /opt/jp1base/bin/
引数
-f
転送設定ファイル(forward)の定義情報を収集します。
-e
イベントログトラップ機能の動作定義ファイル(ntevent.conf)の定義情報を収集します。収集先ホストがWindowsの場合に対してだけ収集処理を行います。
収集先エージェントが論理ホストの場合,収集先エージェントホストの物理ホスト(実行系)のイベントログトラップ機能の動作定義ファイルが収集されます。
-l [動作定義ファイル名]
ログファイルトラップ機能の動作定義ファイル(jevlog.conf)の情報を収集します。収集先ホストで,任意の名称の動作定義ファイルを作成している場合は,動作定義ファイル名を指定してください。
収集先エージェントが論理ホストの場合,収集先エージェントホストの物理ホスト(実行系)のログファイルトラップ機能の動作定義ファイルが収集されます。
-h 論理ホスト名
論理ホスト上でこのコマンドを実行する場合に指定します。このオプションを省略すると,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,自ホスト名と同じホスト名が仮定されます。
注意事項
- jevdef_getコマンド実行時,収集先ホストのjbspluginプロセス(Windowsの場合),jbspluginデーモン(UNIXの場合)が起動している必要があります。
- jevdef_getコマンド実行時に,収集先ホストにインストールされたJP1/Baseのバージョンが06-71以前の場合,そのホストでの処理を中断し,次の収集先への処理を続行します。
- 定義情報の収集先ホストでエラーが発生した場合は,そのホストでの処理を中断し,次の収集先への処理を続行します。
- エラーになった収集先ホストのホスト名およびエラーメッセージは標準エラー出力されます。
- 収集した定義情報は,1行につき1,023バイトまで出力されます。1,024バイト以降は出力されません。
戻り値
0 正常終了 1 引数エラー 2 サービスまたは管理デーモンが起動していない 3 構成定義情報取得エラー 4 メモリーなどシステム・リソースが不足した 10 収集先でエラー 255 そのほかのエラー
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