JP1/Base 運用ガイド
機能
イベントサービスの機能を除くJP1/Baseのプロセスを起動するコマンドです。イベントサービス以外で障害が発生した場合,イベントサービスを終了する必要はありません。jbs_spmd_stopコマンドを使って,イベントサービスの機能を除いたJP1/Baseのプロセスを終了し,jbs_spmdコマンドで再起動します。イベントサービスの機能を除いたJP1/Baseプロセスの終了については,jbs_spmd_stopコマンドを参照してください。
形式
jbs_spmd [-h 論理ホスト名] [-HA]
実行権限
スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
/opt/jp1base/bin/
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,起動する論理ホスト名を指定します。指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。
-HA
クラスタシステムで,プロセス管理の対象プロセスが一つでも異常終了した場合に,プロセス管理を終了させたいときに指定します。
注意事項
- このコマンドによって,JP1/Baseのプロセスが起動したかどうか確認する場合は,jbs_spmd_statusコマンドを実行してください。
- 同一ホスト上で,jbs_spmdコマンドを同時に複数実行することはできません。
- このコマンドをリモートシェルコマンドで実行する場合,標準入力,標準出力,および標準エラー出力を切断(標準入力,標準出力,標準エラー出力に/dev/nullを割り当てる)しておいてください。JP1/Baseのプロセスの起動が完了しても,リモートシェルコマンドが終了しないおそれがあります。
戻り値
0 正常終了 0以外の値 異常終了
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