JP1/Base 運用ガイド

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hntr2util(UNIX)

機能

統合トレース(HNTRLib2)が出力する統合トレースログのサイズ,数,および出力先を変更するためのコマンドです。

このコマンドを実行すると次に示すメニューが表示されます。

[図データ]

1
ログファイルのサイズを指定します。(8KB〜4,096KB)

2
ログファイル数を指定します。(1〜16)

3および4
変更しないでください。

5
ログファイルの出力先を指定します。

形式

hntr2util

実行権限

スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

/opt/hitachi/HNTRLib2/bin/

注意事項

各プログラムが1日当たりに出力するログの量を次に示します。この値を参考にしてログファイルのサイズを設定してください。なお,次に示す計算式の値は,正常に運用した場合のログの量です。エラー時に対処するためには,これ以上のサイズを設定してください。

プロセス管理
3.1 × 1日当たりの起動回数および停止回数(キロバイト)
上記の計算式の値は,1製品当たりのログの量です。JP1/Base,JP1/IM,JP1/AJS2それぞれでログの量を見積もってください。

認証サーバ
0.2 × JP1/AJS2 - Viewからのログイン回数 + 0.2 × コマンド実行回数(キロバイト)

JP1/IM
(0.16 + 自動アクションのコマンド長) × 1日当たりの自動アクション実行回数 + 0.4 × JP1/IM - Viewからの自動アクション定義の変更回数 + 0.16 × JP1/IM - ViewからJP1/IM - Managerへのログイン回数 + (0.16 + コマンド実行画面のコマンド長) × 1日当たりのコマンド実行回数(キロバイト)

JP1/AJS2
起動条件が成立した数 × 0.2(キロバイト)

統合トレース(HNTRLib2)の設定を変更した場合は,統合トレース機能を再起動する必要があります。次に示す手順で,統合トレース機能を再起動してください。

  1. 次に示すコマンドを実行して,統合トレース採取プロセスを停止します。
    /opt/hitachi/HNTRLib2/bin/hntr2kill
  2. 次に示すコマンドを実行して,統合トレース採取プロセスを起動します。
    /opt/hitachi/HNTRLib2/bin/hntr2mon -d &

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