JP1/Base 運用ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


10.1.2 JP1/Baseのクラスタ運用の概要

ここでは,クラスタシステムでJP1/Baseを運用する概要について説明します。JP1/Baseは,クラスタシステムに対応しています。クラスタソフトと連携して運用すると,JP1/Baseの可用性を向上できます。

JP1/Baseを論理ホスト環境で動作させるためには,フェールオーバー時に引き継ぎが必要なデータを格納するための共有ディスク,および論理IPアドレスが必要となります。また,クラスタソフトがJP1/Baseの起動・動作監視・停止を制御できるように,クラスタソフトに登録する必要があります。論理ホストをセットアップすると,引き継ぎが必要なデータを共有ディスクに格納し,論理IPアドレスを使用して通信を行うように設定されます。論理ホスト環境で実行されるJP1/Baseは,共有ディスクに格納したデータを使用し,フェールオーバー時に実行系から待機系に引き継いで処理を続けることができます。

次節以降では,クラスタシステムでJP1/Baseを運用するための前提条件,および環境設定の方法について説明します。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.