JP1/Base 運用ガイド

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7.3.4 イベントログトラップ機能の設定手順

イベントログトラップ機能の起動,および終了の手順について説明します。

<この項の構成>
(1) 起動する
(2) 設定を変更する
(3) 終了する
(4) 自動で起動する

(1) 起動する

  1. 動作定義ファイル(ntevent.conf)を編集する。
  2. イベントログトラップサービスを起動する。
    コントロールパネルの[サービス]ダイアログボックスから,「JP1/Base EventlogTrap」の名称のサービスを起動します。

注意事項
  • 登録先イベントサーバが起動していなかった場合,接続のリトライ設定をしていなければサービスの起動に失敗し,サービス固有のエラー3004を通知します。また,イベントログにKAVA3004-Eのエラーを通知します。
  • 動作定義ファイルが存在しない場合,または動作定義ファイルの内容が誤っている場合,サービスの起動に失敗し,イベントログ,統合トレースログにその情報が出力されます。
  • 動作定義ファイルのフィルターに不正なログの種別の指定,または不正な正規表現の指定があった場合,デフォルトではそのフィルターだけを無効とし,サービスの起動およびリロードに成功します。また,メッセージがイベントログおよび統合トレースログに出力されます。フィルターに不正があった場合にサービスの起動およびリロードを失敗とすることもできます。設定の詳細については,「7.3.5(2) 形式」のfilter-check-levelパラメーターを参照してください。
  • 監視対象はサービスの起動以降に発生したイベントログからになります。サービスの起動以前に発生したイベントログは監視対象にはできません。

(2) 設定を変更する

  1. 動作定義ファイル(ntevent.conf)を編集する。
  2. 設定内容を有効にする。

    serverパラメーターを変更した場合
    イベントログトラップサービスを再起動します。

    serverパラメーター以外を変更した場合
    イベントログトラップ機能を停止せずに変更内容をリロードします。
    1. jeveltreloadを実行する。

(3) 終了する

  1. イベントログトラップサービスを停止する
    コントロールパネルの[サービス]ダイアログボックスから,「JP1/Base EventlogTrap」の名称のサービスを停止します。

(4) 自動で起動する

イベントログトラップ機能は,システムの再起動を行うと停止し,自動で起動しません。システムの再起動時に,イベントログトラップ機能を自動で起動したい場合は,起動管理機能を使用します。

起動順序定義ファイルで,下記パラメーターの行頭の「#」を削除してください。

#[Jp1BaseEventlogTrap]
#Name=JP1/BaseEventlogTrap
#ServiceName=JP1_Base_EventlogTrap

起動管理機能,および起動順序定義ファイルの設定の詳細については,「5. サービスの起動順序および終了順序の設定(Windows限定)」を参照してください。

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