JP1/Base 運用ガイド

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7.2.4 ログファイルトラップの設定手順

ログファイルトラップの起動,設定の変更,動作状況の確認,および終了の手順について説明します。

<この項の構成>
(1) 起動する
(2) 設定変更する
(3) 動作状況を確認する
(4) 終了する
(5) 自動で起動する

(1) 起動する

  1. 動作定義ファイルを作成する。
  2. jevlogstartコマンドを実行する。

jevlogstartコマンドを実行すると,ID番号が標準出力,またはsyslogに出力されます。ID番号は,ログファイルトラップを停止したり,定義ファイルを更新したりする際に利用するため,控えておいてください。

また,jevlogstartコマンドでは,監視名を設定できます。監視名を設定すると,jevlogstop,jevlogreload,jevlogstatコマンドで監視名を指定して操作できます。

jevlogstartコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jevlogstart」を参照してください。

(2) 設定変更する

動作定義ファイルとログ情報定義ファイルの設定を変更する手順について説明します。

(a) 動作定義ファイルの設定を変更する

  1. 動作定義ファイルを編集する。
  2. ログファイルトラップ機能を再起動する。
    動作定義ファイルは,jevlogreloadコマンドでも反映できます。ただし,動作定義ファイルの変更個所によって操作が異なります。

    MARKSTR,ACTDEF以外のパラメーターを変更した場合
    ログファイルトラップを再起動します。
    1. 動作定義ファイルを編集する。
    2. jevlogstop ID番号または監視名を実行する。
    3. jevlogstartコマンドを実行する。
    jevlogstopコマンド,およびjevlogstartコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jevlogstop」,「jevlogstart」を参照してください。

    MARKSTRまたはACTDEFパラメーターを変更した場合
    ログファイルトラップ機能を停止せずに変更内容をリロードします。
    1. jevlogreload ID番号または監視名を実行する。

(b) ログ情報定義ファイルの設定を変更する

  1. ログ情報定義ファイルを編集する。
  2. ログファイルトラップ管理サービスまたはデーモンを起動する。

(3) 動作状況を確認する

ログファイルトラップの動作状況を確認したい場合は,次のコマンドを実行してください。引数に指定したID番号または監視名のログファイルトラップの動作状況を戻り値によって確認できます。

jevlogstat ID番号または監視名

また,次のように指定すると,動作中のログファイルトラップID番号および監視名の一覧を表示できます。

jevlogstat ALL

戻り値を次の表に示します。

戻り値 ログファイルトラップの動作状況
0 指定IDのログファイルトラップは動作中
ALL指定の場合は,動作中のログファイルトラップが最低一つは存在する
1 引数エラー
2 サービスまたは管理デーモンが起動していない
3 指定IDのログファイルトラップが存在しない(すでに終了している)
255 そのほかのエラー

(4) 終了する

ログファイルトラップを終了する場合は,次のコマンドを実行します。

jevlogstop ID番号または監視名

起動しているすべてのログファイルトラップを終了したい場合は,次のコマンドを実行します。

jevlogstop ALL

(5) 自動で起動する

ログファイルトラップは,システムの再起動を行うと停止し,自動で起動しません。システムの再起動時に,ログファイルトラップを自動で起動したい場合は,次に示す方法を行ってください。

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