JP1/Base 運用ガイド
イベントサーバインデックスファイル(index)の詳細について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 格納先ディレクトリ
- (2) パラメーター一覧
- (3) パラメーターの説明
(1) 格納先ディレクトリ
イベントサーバインデックスファイルの格納先ディレクトリを次に示します。
- Windowsの場合
- インストール先フォルダ\conf\event\index
- UNIXの場合
- /etc/opt/jp1base/conf/event/index
(2) パラメーター一覧
イベントサーバインデックスは,次に示すパラメーターの集まりです。
パラメーター名 内 容 server イベントサーバ名と使用するディレクトリを指定する。
(3) パラメーターの説明
イベントサーバインデックスのパラメーターを説明します。
(a) server イベントサーバ名 ディレクトリ名
イベントサーバを定義し,使用するディレクトリを指定します。なお,イベントサーバを自ホスト上で複数起動する場合,イベントサーバと使用するディレクトリは,1対1で対応させてください。
- イベントサーバ名
- 定義するイベントサーバ名を指定します。イベントサーバ名には,イベントサーバを起動するホスト名を指定します。通常は,デフォルトの*でかまいませんが,DNSに対応させる場合は,*をイベントサーバ名または@に変更してください。DNSを使ったシステムでのイベントサーバの設定例については,「6.4.4 DNSを使ったシステムでのイベントサーバの設定」を参照してください。
- *
*を指定すると,自ホスト名(hostnameコマンドで返される値)が仮定されます。
- イベントサーバ名
DNSに対応させる場合,またはクラスタシステムで使用する場合に指定します。イベントサーバ名は255バイト以内の文字列で指定してください。大文字小文字は区別されます。なお,イベントサーバ名を指定した場合は,「6.8 従来のイベントサーバとの互換性」で説明しているJP1/SES互換機能が利用できません。DNSに対応させ,かつ,JP1/SES互換機能やイベントサービスの定義情報の収集と配布を利用する場合は,@を指定してください。
- @
@を指定すると,DNSに対応し,また,DNS環境でもJP1/SES互換機能やイベントサービスの定義情報の収集と配布を利用できるイベントサーバとなります。
- 注意事項
- DNSに対応させる場合は,DNSが自ホスト名としてFQDN名を返す必要があります。DNSが自ホスト名としてFQDN名を返さない場合,FQDN名のイベントサーバは物理ホストのイベントサーバとして認識されません。
- ディレクトリ名
- フルパスで指定した場合
- 指定されたディレクトリにほかの環境設定ファイル,イベントデータベースおよび一時的ワークファイルすべてが格納されます。
- 部分パスで指定した場合
- 次に示すディレクトリのサブディレクトリと見なします。
- Windowsの場合
Windowsの場合を次の表に示します。
ファイル名 ディレクトリ ほかの環境設定ファイル(イベントサーバ設定・転送設定) インストール先フォルダ\conf\event\servers\ イベントデータベース インストール先フォルダ\sys\event\servers\ 一時的ワークファイル インストール先フォルダ\sys\tmp\event\servers\ - UNIXの場合
UNIXの場合を次の表に示します。
ファイル名 ディレクトリ ほかの環境設定ファイル(イベントサーバ設定・転送設定) /etc/opt/jp1base/conf/event/servers/ イベントデータベース /var/opt/jp1base/sys/event/servers/ 一時的ワークファイル /var/opt/jp1base/sys/tmp/event/servers/
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