JP1/Base 運用ガイド

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4.1.1 ユーザー認証の設定の概要

<この項の構成>
(1) 認証サーバの指定
(2) JP1ユーザーの設定および操作権限の設定

(1) 認証サーバの指定

ユーザー認証は認証サーバで集中管理します。認証サーバ以外のマネージャーホストにログインした場合は,ユーザー認証圏内の認証サーバにユーザー認証を要求します。このため,認証サーバの指定は,認証サーバとマネージャーホストに必要です。認証サーバを指定してユーザー認証圏を構築した例を次の図に示します。

図4-2 ユーザー認証圏の構築例

[図データ]

認証サーバの指定で自ホストを指定したホストが,認証サーバとして稼働します。認証サーバは,JP1/Baseがインストールされたホストであれば,どのホストでもかまいません。

図4-2の認証圏1は,認証圏内に認証サーバを1台設置した例で,HostAが認証サーバです。認証圏2は,認証圏内に認証サーバを2台設置した例で,HostCがプライマリー認証サーバ,HostDがセカンダリー認証サーバです。

(2) JP1ユーザーの設定および操作権限の設定

ユーザー認証に必要な情報は,認証サーバに設定します。ユーザー認証で管理する情報の例を次の図に示します。

図4-3 ユーザー認証で管理する情報の例

[図データ]

セカンダリー認証サーバを設置する場合,プライマリー認証サーバと同じ設定で運用する必要があります。このため,プライマリー認証サーバの設定情報をセカンダリー認証サーバにコピーします。コピーする項目は図4-3を参照してください。

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