JP1/Base 運用ガイド

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3.2 JP1/Baseを起動および終了する(UNIXの場合)

UNIXの場合,コマンドを使ってJP1/Baseの各機能を起動および終了します。

コマンドを使って起動および終了できる各機能を次の表に示します。

表3-2 コマンドを使って起動および終了できるJP1/Baseの機能一覧(UNIX)

機能 起動コマンド 終了コマンド
統合トレース(HNTRLib2)※1 hntr2mon -d & hntr2kill
イベントサービス jevstart jevstop
ユーザー管理を含むプロセス管理 jbs_spmd jbs_spmd_stop
ログファイルトラップ管理デーモン※2 jevlogdstart jevlogdstop
JP1/Base jbs_start.model※3 jbs_stop.model※4

注※1 統合トレース機能(HNTRLib2)は,JP1/Baseのインストール時に自動起動および自動終了するように設定されています。

注※2 ログファイルトラップ管理デーモンは,ログファイルトラップ機能を使用するために必要なデーモンです。なお,ログファイルトラップ管理デーモンは,起動した状態でシステムを停止してもかまいません。

注※3 jbs_start.modelは,/etc/opt/jp1baseディレクトリに格納されています。jbs_start.modelを使用すると,統合トレース機能(HNTRLib2)以外のすべての機能を起動できます。通常はこのスクリプトを使用してJP1/Baseを起動してください。

注※4 jbs_stop.modelは,/etc/opt/jp1baseディレクトリに格納されています。jbs_stop.modelを使用すると,統合トレース機能(HNTRLib2)とログファイルトラップ管理デーモン以外のすべての機能を終了できます。通常は,このスクリプトを使用してJP1/Baseを終了してください。なお,クラスタシステムでないシステムで運用し,論理ホストでJP1/Baseを稼働させないで,統合トレース機能(HNTRLib2)以外の機能を終了する場合は,jbs_stop.modelを実行後,jevlogdstopコマンドを実行してください。

上記表のコマンドの詳細については,「13. コマンド」を参照してください。

UNIXの場合,ユーザー管理機能を含むプロセス管理機能,イベントサービスおよびログファイルトラップ管理デーモンを,システムの起動時に自動起動させることができます。また,ユーザー管理機能を含むプロセス管理機能やイベントサービスをシステムの終了時に自動終了させることができます。

自動起動および自動終了の設定については,次に説明します。

<この節の構成>
3.2.1 自動起動および自動終了の設定
3.2.2 JP1/Baseの起動確認

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