JP1/Base 運用ガイド
JP1/Baseが取得できるJP1イベントを次に示します。
- JP1の各プログラムが発行するJP1イベント
- JP1の各プログラムが発行するJP1イベントを取得できます。バージョン5以前の製品であるJP1/SESで認識したイベントの属性を拡張したJP1イベントを認識できます。また,バージョン5以前の製品であるJP1/IMが取得できるイベントを取得できます。各イベントの詳細については,各プログラムのマニュアルを参照してください。
- バージョン5以前の製品であるJP1/SESおよびJP1/AJSで取得できるイベント(JP1/SES形式のイベント)
- UNIX上で,JP1シリーズの各プログラムやユーザーアプリケーションが発行するイベント,ログファイルからのイベント,コンソールメッセージからのイベント,およびsyslogメッセージのイベントを取得できます。また,UNIX上のバージョン5以前の製品であるJP1/SESが発行するイベント,およびWindows NT上のバージョン5以前の製品であるJP1/AJSのコマンドを使用して発行するイベントについても取得できます。
- 注意事項
- JP1イベントの属性には,基本属性と拡張属性がありますが,JP1/SES形式のイベントの属性は,基本属性だけです。JP1/SES形式のイベントをJP1/IMの[イベントコンソール]画面に表示させたい場合,JP1/IMの設定を変更するか,拡張属性を付ける必要があります。詳細については,マニュアル「JP1/Base 機能拡張」を参照してください。
- jevsendコマンドおよびjevsenddコマンドでユーザーがイベントサーバに登録したJP1イベント
- ユーザーは,jevsendコマンドおよびjevsenddコマンドを使ってJP1イベントをイベントサーバに登録できます(jevsenddコマンドは,06-71で新規追加されたコマンドです。jevsenddコマンドを使えば,JP1イベントがイベントサーバに登録されたかどうか確認ができます)。なお,jevsendコマンドおよびjevsenddコマンドを使ってイベントサーバに登録したJP1イベントを,JP1/IM - Viewの[イベントコンソール]画面に表示させたい場合は,拡張属性の項目「重大度」を指定する必要があります。コマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jevsend」および「jevsendd」を参照してください。
- また,ユーザーは,JP1イベント発行関数を使って,JP1イベントをユーザーアプリケーションから直接発行でき,逆にJP1イベント取得関数を使って,JP1イベントをユーザーアプリケーションで直接取得できます。詳細については,マニュアル「JP1/Base 機能拡張」を参照してください。
- アプリケーションプログラムのログファイル
- アプリケーションプログラムのログファイルに出力される情報をJP1イベントに変換して取得できます。変換方法については,「7.2 アプリケーションプログラムのログファイルを変換する」を参照してください。
- Windowsのイベントログ
- Windowsのイベントログに出力される情報をJP1イベントに変換して取得できます。変換方法については,「7.3 Windowsのイベントログを変換する」を参照してください。
- JP1/Cm2/NNMまたはHP OpenView NNMが管理するSNMPトラップ
- JP1/Cm2/NNMまたはHP OpenView NNMが管理するSNMPトラップをJP1イベントに変換して取得できます。変換方法については,「7.4 SNMPトラップを変換する」を参照してください。
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