JP1/Base 運用ガイド

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1.4 サービスの起動順序および終了順序を制御する(Windows限定)

サービスの起動順序および終了順序を制御するために起動管理機能を使用します。

起動管理機能は,JP1シリーズ製品のサービス,およびJP1以外の製品のサービスの起動順序および終了順序を詳細に管理します。起動管理機能を使用すると,起動順序定義ファイルで定義した内容に従って,それぞれのサービスが起動,終了します。

起動管理機能を利用すると,JP1シリーズ製品の前提となるサービスをJP1シリーズ製品のサービスの起動前に起動させたり,JP1シリーズ製品のサービスの起動後に起動させたいサービスをJP1シリーズ製品のサービスの起動後に起動させたりできます。

なお,起動管理機能を使ってサービスを終了させたい場合,同一マシン上にJP1/Power Monitorがインストールされている必要があります。JP1/Power Monitorの詳細については,マニュアル「JP1/Power Monitor」を参照してください。

起動時には,まず起動管理サービス(JP1/Base Control Service)が起動します。その後,起動管理機能が,起動順序定義ファイルでの記述順に,各サービスを起動させます。起動順序定義ファイルで指定した時間を過ぎてもサービスが起動しなかった場合は,次のサービスを起動させます。また,すべてのサービスが起動したあとに実行するコマンド名を指定することもできます。

JP1/Power Monitorからのシャットダウン時には,起動時と逆の順序で各サービスが終了したあと,起動管理サービスが終了します。この場合には,各サービスが終了したあとに実行するコマンド名を指定できます。

なお,起動管理機能の設定方法については,「5. サービスの起動順序および終了順序の設定(Windows限定)」を参照してください。

起動管理機能に関してエラーが発生した場合,メッセージIDの付いたメッセージが出力されます。出力されるメッセージの説明については,マニュアル「JP1/Base メッセージ」を参照してください。この説明を参照した上で,問題を解決してください。

システム管理者は,サービスの起動が正しく完了したかどうか,次に示す二つのメッセージで確認してください。

また,システム管理者は,サービスの終了が正しく完了したかどうか,次に示す二つのメッセージで確認してください。

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