JP1/Base 運用ガイド
JP1/AJS2やJP1/IMでジョブやコマンド(自動アクション)を実行する際には,実行するホストのOSに登録されているユーザーの権限で実行しています。JP1ユーザーが,ジョブやコマンドなど,実行するホストのOSユーザーの権限が必要なJP1資源を操作するには,JP1ユーザーとOSユーザーを対応づける必要があります。これをユーザーマッピングと呼びます。ユーザーマッピングすると,自ホストから他ホストにジョブやコマンド(自動アクション)を実行する場合に,JP1ユーザーは,実行先ホストのOSに登録されているユーザーとしてジョブやコマンド(自動アクション)を実行することになります。なお,JP1ユーザーに管理者権限のあるOSユーザーをマッピングすると,操作権限の設定にかかわらず,すべてのJP1資源を操作できます。JP1ユーザーに対してJP1資源に対する操作制御をしたい場合は,JP1ユーザーに管理者権限以外の権限を持つOSユーザーをマッピングしてください。
ユーザーマッピングの例を次の図に示します。
図1-6 ユーザーマッピングの例
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