9.2.2 Domino Directoryユーザーグループ関連情報出力コマンド
引数で指定したDomino Directoryサーバーに接続し,ユーザーとグループの一覧をCSV形式で出力します。Domino Directoryユーザー,およびグループをEnterprise Searchのユーザーとして登録する場合に,このコマンドを使用します。
(1) 形式
IwsDDUserGroupInfoCSV.bat -t 共通クローラー識別子 [-h 接続先Domino Directoryホスト名] -u ユーザーIDファイルパス [-w パスワード] -o 出力先ファイルパス -v ユーザー一覧出力ファイルパス [-f]
(2) 引数
- -t 共通クローラー識別子
-
Enterprise Search内で同一のDomino Directoryドメインと認識するための,共通クローラー識別子を指定します。指定できる文字数は,半角英数字で10文字以内です。指定を省略した場合は,CSVファイルに共通クローラー識別子は出力されません。
- -h 接続先Domino Directoryホスト名
-
Domino Directoryのユーザー情報を管理しているDomino サーバーのホスト名を指定します。指定を省略した場合はlocalhostへ接続します。
- -u ユーザーIDファイルパス
-
Dominoサーバーに接続する際に使用するユーザーIDファイルパスを,絶対パス形式で指定します。指定できる文字数はアスキー形式で200文字以内です。
- -w パスワード
-
-uで指定したユーザーIDファイルに対応するパスワードを指定します。
- -o 出力先ファイルパス
-
CSVファイルの出力先パスを,絶対パス形式で指定します。指定できる文字数はアスキー形式で200文字以内です。なお,文字数のチェックはされません。
- -v ユーザー一覧出力ファイルパス
-
Domino Directoryのユーザー情報をEnterprise Searchのユーザーとして一括登録する場合に作成するCSVファイルの参考とするために出力します。
出力形式を次に示します。各名称はDomino Directoryのユーザー情報表示項目に準拠します。ユーザー数分が出力されます。
*UPDATE,ユーザー名,,表示名,ユーザー名,0,0,1,,所属名,ログインIDに対応するユーザー関連
- -f
-
-o,または-vで指定した出力先パスにすでにファイルが存在していた場合に,上書きするときに指定します。
-fの指定を省略した場合で,すでにファイルが存在していたときや,同一パスのディレクトリがすでに存在していたときは,エラーとなります。
(3) 入出力
- 入力
-
なし。
- 出力
-
なし。
(4) 終了コード
- 0:正常終了
-
Domino Directoryユーザー,およびグループの関連情報が正常に出力された場合に出力されます。
- 10:異常終了
-
引数エラーで終了した場合に出力されます。
Domino Directoryユーザー,およびグループの関連情報は出力できませんでした。
- 20:異常終了
-
Domino Directoryユーザー,およびグループの関連情報の出力に失敗した場合に出力されます。