Collaboration - Forum ユーザーズガイド
Collaboration - Online Community Management(以降,コミュニティ管理と記述します)とCollaboration - Forumを同時に使用することで,コミュニティを作成すると,会議室が自動的に生成されるなどの処理が行われます。
コミュニティ管理でコミュニティの作成などを行うと,Collaboration - Forumでは次の表に示す処理が自動的に行われます。
コミュニティ管理での操作の詳細は,マニュアル「Collaboration - Online Community Management ユーザーズガイド」を参照してください。
表F-1 コミュニティ管理とCollaboration - Forumとの連携の内容
項番 | コミュニティ管理での操作 | Collaboration - Forumでの処理内容 |
---|---|---|
1 | コミュニティの作成 |
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2 | コミュニティの削除 |
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3 | メンバ追加 | メンバ追加通知の登録※ |
4 | メンバ変更 | なし |
5 | メンバ削除 | ユーザごとに設定される情報の削除 |
コミュニティ管理でコミュニティが作成された場合,Collaboration - Forumではユーザの操作なしで会議室を生成します。
自動的に会議室を生成するときに使用する値を次の表に示します。
表F-2 会議室の自動生成時に使用する値
項番 | 項目 | 値 |
---|---|---|
1 | 会議室名 | 会議室名:"コミュニティ名"
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2 | 会議室略号 | "Conference room" |
3 | 会議室状態 | "準備中"または"会議中" どちらの会議室状態になるかは,システム管理者などによって設定されたシステムパラメタ値(会議室自動生成時の会議室状態)に依存します。※1 |
4 | ユーザID | コミュニティ作成者のID |
5 | ユーザ名 | コミュニティ作成者名 コミュニティ作成者名には,ユーザが設定しているポートレットの表示言語※2に従った名称が設定されます。 |
6 | ユーザ名(英語) | コミュニティ作成者の英語名 |
7 | 説明 |
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8 | 会議室タイプ | "一般" |
9 | 開催期間 開始日 |
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10 | 開催期間 終了日 | システム管理者などによって設定されたシステムパラメタ値(会議室開催期間最大値)を取得し,2で割った値(小数点以下切り上げ)を項番11の「開催期間 開始日」に加算した日付※1 |
11 | 参照期間 終了日 | システム管理者などによって設定されたシステムパラメタ値(会議室参照期間最大値)を取得し,2で割った値(小数点以下切り上げ)を項番10の「開催期間 終了日」に加算した日付※1 |
12 | 階層レベル | 最上位の会議室 |
13 | メール配信時のヘッダ |
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14 | メール配信時のフッタ |
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15 | 発言メール配信 | システム管理者などによって設定されたシステムパラメタ値(メール配信設定デフォルト値)に依存します。※1 |
16 | メール配信設定変更許可 | 許可する |
17 | お知らせメール配信 | 通知なし |
18 | メッセージ言語 | コミュニティ作成者が設定しているポートレットの表示言語※2に従います。 |
19 | タイムゾーン | コミュニティ作成者が設定しているポートレットのタイムゾーンに従います。 |
20 | メールによる投稿 | 実施しない |
21 | URL | 会議室へアクセスするためのURL |
22 | お知らせメール機能制御 | 回答期限通知機能を使用する |
23 | 回答期限事前通知期間 | 3日間 |
なお,Collaboration - Forum 01-10以前では,コミュニティ作成時にコミュニティの英語名を設定していた場合,設定している言語が英語以外のときも英語名が表示されていましたが,Collaboration - Forum 01-10よりあとから,設定している言語と一致したコミュニティ名が表示されるようになります。
コミュニティが作成されていた目的が達成された場合などには,コミュニティの削除が発生します。コミュニティが削除されると,Collaboration - Forumで作成された会議室にアクセスできなくなります。
コミュニティ管理でコミュニティが削除された場合,Collaboration - Forumは,ユーザの操作なしで会議室に対するアクセス権を会議室所有者に設定し,会議室所有者以外のアクセス権を削除します。
なお,会議室のアクセス権が変更された場合,会議室の階層構造は分解され,すべての会議室が最上位会議室になります。ただし,次の条件をすべて満たしている場合は,会議室の階層構造が保持されます。
例を次に示します。
(例)
会議室A1※1 … 会議室所有者:ユーザA 会議室B1※2 … 会議室所有者:ユーザB 会議室C1※2 … 会議室所有者:ユーザC 会議室D1※2 … 会議室所有者:ユーザD 会議室D2※2 … 会議室所有者:ユーザD 会議室D3※2 … 会議室所有者:ユーザD 会議室C2※2 … 会議室所有者:ユーザC 会議室E1※2 … 会議室所有者:ユーザE
会議室A1
会議室B1
会議室C1 会議室C2
会議室D1 会議室D2 会議室D3
会議室E1
この例は,会議室のアクセス権が変更された場合の,各ユーザでの会議室一覧の表示を示しています。
メールで通知する機能が有効で,かつ会議室の開催を通知している場合,コミュニティにメンバを追加したときに,メンバを追加したことを,メールで通知できます。
ただし,会議室状態が,準備中の会議室に対して,メンバを追加した場合(メンバの追加と会議室の開催を同時に行った場合を含む)は,コミュニティにメンバを追加したことがメールで通知されません。
なお,実際にメールが通知されるのは,メンバ追加後にシステム管理者が通知メール配信用のコマンドを実行したときになります。メンバ追加時には,コミュニティが存在したが,コマンド実行時にコミュニティが存在しなかった場合には,メールで通知されません。
メールで通知する機能が有効かどうかは,システム管理者などによって設定されたシステムパラメタ値(メンバ追加お知らせ機能デフォルト値)に依存します。システムパラメタ値については,システム管理者に確認してください。
通知対象者は,新たにコミュニティに追加されたメンバと,すでにコミュニティに登録されているユーザとなります。通知対象者がコミュニティに登録されていない,または,通知対象者がコミュニティに登録されているが,E-mailアドレスが登録されていない場合,通知メールは配信されません。
新たにコミュニティに追加されたメンバとは,コミュニティにアクセスする権限を付加した状態でコミュニティのメンバとして追加されたユーザ,かつディレクトリサーバに登録されているユーザです。
コミュニティにディレクトリサーバに登録されていないユーザが追加された場合は,追加されたメンバの対象にはなりません。
ディレクトリサーバに登録されているユーザ,およびディレクトリサーバに登録されていないディレクトリユーザをメンバとして追加した場合の通知内容の例を,次の表に示します。
表F-3 追加したメンバと通知内容
追加したメンバ | ユーザの情報 | 通知内容 |
---|---|---|
ユーザA | ディレクトリサーバに登録されているユーザ | ユーザAが追加されたことを通知 |
ユーザB | ディレクトリサーバに登録されていないユーザ | 通知はされない |
ユーザAおよびユーザB | ユーザA:ディレクトリサーバに登録されているユーザ ユーザB:ディレクトリサーバに登録されていないユーザ |
ユーザAが追加されたことを通知 |
コミュニティ作成と同時にコミュニティにメンバを追加した場合,コミュニティメンバ全員に2通のコミュニティメンバ追加通知のメールが配信されます。配信されるメールの内容は次のとおりです。
コミュニティ管理でコミュニティに参加しているメンバが削除された場合,またはコミュニティが削除された場合のユーザ情報などの扱いを次に示します。
メンバが削除された場合の扱いを次に示します。
コミュニティが削除された場合の扱いを次に示します。
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