frmopnregist（メールによる議題または発言の投稿）

ユーザから送付されたメールの内容を基に，議題または発言を会議室に登録します。

会議室に参加しているユーザのメールアドレスがメールの送信元になっている場合に，メールによって議題または発言を投稿できます。

なお，frmopnmailコマンド（メール配信）を使用して，議題または発言をメールで配信することによって，メールでの議題または発言の投稿に成功したことが通知されます。このため，frmopnmailコマンド（メール配信）も運用することをお勧めします。frmopnmailコマンド（メール配信）の詳細は，「4.2　コマンドの詳細」の「frmopnmail（メール配信）」を参照してください。

投稿失敗を表す戻り値が返された場合は，出力されたエラーメッセージおよびログファイルを参照し，その障害を取り除いてから再度frmopnregistコマンド（メールによる議題または発言の投稿）を実行してください。
メール配信されたメールを返信することによってメールを投稿できます。ただし，会議室略号に長い文字列を指定している会議室からメール配信されたメールの場合，メールサーバが，メールの主題に含まれるメール投稿用の情報を削除するため，メールを返信しても投稿できないことがあります。
アーカイブ前にメール配信したメールを返信しても，復元した会議室には投稿できないため，復元した場合は会議室メンバに連絡してください。
このコマンドを実行すると，Collaborationインストールディレクトリ\clb_home\bin直下に，コマンドの二重起動を防止するために使用する「frmopnregist.lock」ファイルが作成されます。
次に示す場合については，「5.　Collaboration - Forumの障害対策」を参照してください。
- コマンド実行中の障害
- コマンド実行中の強制終了
- コマンド実行中のOutOfMemoryエラー
- コマンドの二重起動
ユーザ名，発言者名などの情報は，Collaboration - Directory AccessまたはCollaboration - Online Community Managementから取得します。Collaboration - Directory AccessまたはCollaboration - Online Community Managementから情報を取得する場合，どの言語の情報を取得するかを指定する必要があります。詳細は，「付録F　Collaboration - Directory AccessまたはCollaboration - Online Community Managementとの連携で指定する言語」を参照してください。
このコマンドを実行すると，サイズの大きいログファイルが出力されることがあります。出力されるログファイルのサイズを見積もって，hptl_clb_cfr_frmopnregist_log_file_sizeに指定してください。
ログレベル（hptl_clb_cfr_log_level）を20にした場合の見積もりを次に示します。
メールサーバに接続するごとに，hptl_clb_cfr_opnregist_max_thread_to_receive_mailが1のときは25KB，hptl_clb_cfr_opnregist_max_thread_to_receive_mailが10のときは65KBのログが出力されます。また，投稿されたメール1通ごとに7KBのログが出力されます。
1日当たりのログファイルのサイズを算出する式を次に示します。
```
 
1日のログファイルのサイズ（KB/日）＝1日のコマンドの実行回数（実行回数/日）×コマンド実行ごとのメールサーバへの平均接続回数（接続回数/1回の実行）×25（KB/1回の接続）＋1日に投稿されるメールの件数×7（KB/件）
 
```
算出した1日のログファイルのサイズを基に，hptl_clb_cfr_frmopnregist_log_file_sizeを指定してください。指定方法の詳細は，「2.3.8(3)(c) ログファイルのサイズ（hptl_clb_cfr_log_file_size）」を参照してください。

0	メールの投稿に成功した。
0	コマンドを二重起動した。
1	すべてのメールの投稿に失敗した。
2	配信するメールが複数あった場合に，一つ以上のメールの投稿に失敗した。