COBOL2002 Cosminexus連携機能ガイド

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7.1.2 COBOL UAPのデバッグ(Windows,AIXの場合)

COBOLアクセス環境下では,テストデバッガを使用してデバッグできます。デバッグは,Webコンテナサーバや,JBuilderを使用した開発環境で行うことができます。

COBOL2002ではコンパイル時に,デバッグオプション -TDInfを指定し,Cosminexus連携の実行時にCOBOL2002が提供する環境変数CBLTDEXECなど)を設定することで,COBOL2002テストデバッガを使用してCOBOLプログラムのデバッグを行うことができます。

テストデバッガの使用方法については,マニュアル「COBOL2002 操作ガイド」またはマニュアル「COBOL2002 使用の手引 操作編」を参照してください。

<この項の構成>
(1) Windowsの場合
(2) AIXの場合

(1) Windowsの場合

コントロールパネルなどの環境変数設定画面で次の環境変数を設定すると,COBOLプログラムを連動して実行できます。

・CBLTDEXEC=TD
・CBLPIDIR=CBPファイルのパス名

[図データ]

[図データ]

(a) WebコンテナサーバまたはJava EEサーバを使用する場合

ユーザ定義ファイルに「cobol.sysenvfile=環境設定ファイルの物理ファイル名」を設定します。詳細は,「5.1 COBOLアクセスでのCOBOL環境変数の設定」を参照してください。

また,Java UAPでCOBOL UAPの実行時エラーメッセージの内容を取得できます。取得のためのメソッドは「8.3 J2CBExceptionユーザインタフェースAPI」および「8.4 EJB用ExceptionユーザインタフェースAPI」を参照してください。

COBOL UAPの実行時エラーメッセージの内容を取得するためには,環境変数CBL_SYSERRで実行時エラーメッセージの出力先ファイルを指定する必要があります。環境変数CBL_SYSERRの詳細については,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」を参照してください。

(2) AIXの場合

次の環境変数を設定すると,ラインモードによるCOBOLプログラムを連動して実行できます。

・CBLTDEXEC=TL
 <指定例>
  CBLTDEXEC="TL -Library COBOL共用ライブラリ名
           -Execute /opt/Cosminexus/CC/web/bin/cjstartweb"
・CBLPIDIR=CBPファイルのパス名
・CBLTDDISPLAY
 <指定例>
  CBLTDDISPLAY=10.210.41.18:0.0
・CBLLPATH=COBOL共用ライブラリが格納されているパス名
 <指定例>
  CBLLPATH=/javacobol/s93tpl/TD2002/tp/cobol
・CBLLSLIB=COBOL共用ライブラリ名
 環境変数CBLTDEXECでCOBOL共用ライブラリ名を指定しなかった場合,
 この環境変数でCOBOL共用ライブラリを指定する。