COBOL2002 XML連携機能ガイド

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付録G.2 文字コード

<この項の構成>
(1) cblxmlコマンド
(2) XMLアクセス用実行時ライブラリ

(1) cblxmlコマンド

(UNIXの場合)
cblxmlコマンドは環境変数LANGに指定された値に従った文字コードのXMLアクセスルーチンとXMLアクセス用データ定義のCOBOLソースを生成します。また,入力するカタログファイルは環境変数LANGに対応する文字コードで記述しなければなりません。
cblxmlコマンドが対応する環境変数LANGの値を表G-4に示します。

表G-4 cblxmlコマンドが対応する環境変数LANGの値

OS 環境変数LANGの値 対応する文字コード
HP-UX(IPF)
HP-UX(IPF64)
ja_JP.SJIS シフトJIS
ja_JP.eucJP 日本語EUC
AIX Ja_JP シフトJIS
ja_JP 日本語EUC
Linux(x86)
Linux(x64)
ja_JP.UTF-8
  • COBOLソースの場合:シフトJIS
  • カタログファイルの場合:UTF-8

(PCの場合)
cblxmlコマンドは,シフトJISの文字コードのXMLアクセスルーチンとXMLアクセス用データ定義のCOBOLソースを作成します。また,入力するカタログファイルの文字コードはシフトJISです。

(2) XMLアクセス用実行時ライブラリ

(UNIXの場合)
XML連携機能を使用するプログラムは,環境変数LANGに設定した文字コードに従って動作します。そのため,CBLXML-READ-CATALOGサービスルーチンで入力するカタログファイルは環境変数LANGに従った文字コードでなければなりません。表G-5に対応する環境変数LANGの値を示します。

表G-5 XMLアクセス用実行時ライブラリが対応する環境変数LANGの値

OS 環境変数LANGの値 対応する文字コード
HP-UX(IPF)
HP-UX(IPF64)
ja_JP.SJIS シフトJIS
ja_JP.eucJP 日本語EUC
AIX Ja_JP シフトJIS
ja_JP 日本語EUC
Linux(x86)
Linux(x64)
ja_JP.UTF-8 UTF-8

(PCの場合)
XML連携機能を使用するプログラムは,文字コードがシフトJISとして動作します。そのため,CBLXML-READ-CATALOGサービスルーチンで入力するカタログファイルの文字コードはシフトJISでなければなりません。
ただし,Unicode機能を使用した場合,COBOLのデータ項目に入出力する文字コードはUnicodeになります。