COBOL2002 XML連携機能ガイド
XMLサービスルーチンを使用する機能のエラー情報取得機能や公開識別子では,XMLドキュメントを開く(CBLXML-OP-Interface,CBLXML-OB-Interface)アクセスルーチンの前に,XMLサービスルーチンの初期処理としてCBLXML-CREATE-XML-POINTERサービスルーチンを呼び出して空のXMLドキュメントのポインタを作成し,XMLドキュメントを閉じる(CBLXML-CL-Interface,CBLXML-CN-Interface)アクセスルーチンのあとにCBLXML-FREE-XML-POINTERサービスルーチンでXMLドキュメントのポインタを解放する必要があります。
次に,XMLサービスルーチンの初期処理と終了処理となるCBLXML-CREATE-XML-POINTERサービスルーチンとCBLXML-FREE-XML-POINTERサービスルーチンを説明します。
CBLXML-CREATE-XML-POINTERサービスルーチンは,空のXMLドキュメントのポインタを割り当てます。このサービスルーチンは,エラー情報取得機能や公開識別子のカタログファイルの入力で使用します。
引数のデータ型 | 指定 | 説明 |
---|---|---|
01 XML-POINTER USAGE POINTER. |
○ | XMLドキュメントのポインタを受け取るポインタ項目を指定する。 |
戻り値 | 内容 |
---|---|
0 | 正常終了した。 |
-1 | 操作を続けるためのメモリが不足した。 |
CBLXML-FREE-XML-POINTERサービスルーチンは,割り当てたXMLドキュメントのポインタを解放します。
引数のデータ型 | 指定 | 説明 |
---|---|---|
01 XML-POINTER USAGE POINTER. | ○ | CBLXML-CREATE-XML-POINTERサービスルーチンで割り当てたXMLドキュメントのポインタを受け取るポインタ項目を指定する。 |
戻り値 | 内容 |
---|---|
0 | 正常終了した。 |
-1 | CBLXML-FREE-XML-POINTERサービスルーチンの引数の値が不正である。 |
-2 | XMLドキュメントを閉じていない状態で,CBLXML-FREE-XML-POINTERサービスルーチンを実行した。 |
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