COBOL2002 XML連携機能ガイド

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9.1 入力時のオーバフローをステータスで返す機能

入力時のオーバフローをステータスで返す機能は,XMLドキュメントを入力する場合に,表9-1の条件に従って,オーバフローであればCBLXML-RD-Interface-BaseElementアクセスルーチンでステータス10を返す機能です。

この機能を使用する場合は,COBOL原始プログラムの生成時,cblxmlコマンドに-chkovflowオプションを指定します。cblxmlコマンドに-chkovflowオプションを指定しないで生成したCOBOL原始プログラムでは,XMLドキュメントの入力時にオーバフローの条件に該当した場合でもオーバフローのステータスを返しません。

表9-1 入力時のオーバフローの条件

type属性値 オーバフローの条件
alphanumeric
national
size属性に指定したけた数を超えた場合。
numeric
packed
binary
左側の0を削除した数値がsize属性に指定したけた数を超えた場合。
float
double
システムで定義された浮動小数点の絶対値を超えた場合

注※
システムで定義された浮動小数点の絶対値については,ご使用のシステムのマニュアルを参照してください。