-SrcList,{OutputAll|CopyAll|CopySup|NoCopy}〔,NoFalsePath〕〔,DataLoc〕
-noSrcList
コンパイルリストの出力形式を指定するオプションです。このオプションを指定しなかった場合,コンパイルリストは,出力されません。
出力されるリストの内容については,「付録D コンパイルリスト」を参照してください。また,コンパイルリストに関連する翻訳指令については,「2.3.4 コンパイルリストに関連する翻訳指令」を参照してください。
- -SrcList,OutputAll
- すべての情報を出力します。
- 原始プログラム中に,COPY文のSUPPRESS指定やLISTING OFF指令がある場合でも,すべてのソースをコンパイルリストに展開します。
- -SrcList,CopyAll
- SUPPRESS指定を無視して,すべてのCOPY文を強制的に展開します。
- -SrcList,CopySup
- プログラムにSUPPRESS指定があるときだけ,COPY文の展開を抑止します。SUPPRESS指定がないCOPY文は,すべて展開します。
- -SrcList,NoCopy
- すべてのCOPY文の展開を抑止します。
- -SrcList,xxxxx,NoFalsePath
- 条件翻訳の無効行を出力しません。
- xxxxxには,CopyAll,CopySup,NoCopyのどれかを指定します。
- -SrcList,OutputAll,NoFalsePathと指定した場合は,OutputAllサブオプションが有効となり,NoFalsePathサブオプションは無効になります。
- -SrcList,xxxxx,DataLoc
- コンパイルリスト(原始プログラムリスト)にデータ項目の相対位置と長さ(バイト)を16進数で表示します。相対位置は,データ部のファイル節/作業場所節/局所場所節の各節の先頭からの位置を表示します。
- xxxxxには,OutputAll,CopyAll,CopySup,NoCopyのどれかを指定します。
- Sレベル/Uレベルのコンパイルエラーが発生した場合は,指定があっても相対位置は表示しません。なお,相対位置の表示については,「付録D.2 リストの見方」の「(4) 相対位置表示時の原始プログラムリスト」を参照してください。
- -noSrcList
- -SrcListオプションの指定を打ち消します。
NoFalsePathサブオプションまたは,DataLocサブオプションを指定した場合,-noSrcListオプションの指定がないかぎり,NoFalsePathサブオプション,およびDataLocサブオプションの指定は有効となります。
NoFalsePathサブオプション,およびDataLocサブオプションの指定を打ち消すときは,-noSrcListオプションを指定してください。
- (例1) NoFalsePathサブオプション,およびDataLocサブオプション指定が打ち消されない場合
ccbl2002 -SrcList,OutputAll,NoFalsePath,DataLoc,-SrcList,CopyAll …
- (コンパイル結果)
-SrcList,CopyAll,NoFalsePath,DataLoc
ccbl2002 -SrcList,OutputAll,NoFalsePath -SrcList,CopySup -SrcList,CopyAll,DataLoc
-SrcList,CopySup -SrcList,CopyAll …
- (コンパイル結果)
-SrcList,CopyAll,NoFalsePath,DataLoc
- (例2)NoFalsePathサブオプション,およびDataLocサブオプション指定が打ち消される場合
ccbl2002 -SrcList,CopySup,NoFalsePath,DataLoc,-noSrcList -SrcList,CopyAll …
- (コンパイル結果)
-SrcList,CopyAll
-ErrSup{,I|,W}+
-noErrSup
コンパイル時にIレベルまたはWレベルメッセージの出力を抑止します。
- -ErrSup,I
- コンパイル時にIレベル(お知らせ)メッセージの出力を抑止します。
- -ErrSup,W
- コンパイル時にWレベル(警告)メッセージの出力を抑止します。
- -noErrSup
- -ErrSupオプションの指定を打ち消します。
- -ErrSup,Wオプションを指定した場合,利用者が注意する必要があるエラー(コンパイラによる解釈の変更や,中間結果けた数制限の適用など)の出力が抑止されます。このため,必要な場合以外は,-ErrSup,Wオプションを指定しないようにしてください。
- -ErrSupオプションを指定してエラーメッセージの出力を抑止した場合,標準エラーおよびコンパイルリストにも,該当レベルのエラーが出力されません。
- 抑止されたエラーメッセージは,コンパイルリストに出力されるエラー件数にはカウントされません。
- コマンドライン上の記述誤りに対するWレベルメッセージは,抑止されません。
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