COBOL2002 ユーザーズガイド
実行時の制限事項について,次に示します。
- 使用できる文字コードはUCS-4の範囲(UCS-2の範囲を含む)です。
- 日本語,半角かたかななど,Unicodeで多バイト文字となる文字を,次のサービスルーチンに指定した場合,動作は保証しません。
- JCPOPUPサービスルーチン
- CBLHTMLBEGINサービスルーチン
- CBLDISPLAYTEXTサービスルーチン
- CBLCONVERTTEXTサービスルーチン
- CBLADDPAIRサービスルーチン
- CBLSENDERRORサービスルーチン
- CBLMESSAGEサービスルーチン
- CBLPUTサービスルーチン
- CBLSETTITLEサービスルーチン
- CBLINPUTDLGサービスルーチン
- 次に示す例外に関する組み込み関数の関数値の文字コードはシフトJISです。関数値をUnicodeのデータで使用する場合,コード変換ライブラリを使用して,文字コードを統一してください。
- EXCEPTION-FILE
- EXCEPTION-LOCATION
- EXCEPTION-STATEMENT
- EXCEPTION-STATUS
- 用途がNATIONALの項目を従属として含む集団項目と,用途がDISPLAYの項目間の転記処理した場合,転記結果は保証しません。
- 転記や文字列操作機能(部分参照やSTRING文などの文字列操作文)では,用途がDISPLAYの項目に格納された文字は,1文字1バイトとして処理し,用途がNATIONALの項目に格納された文字は,1文字2バイトとして処理します。文字列操作文が,用途がDISPLAYの項目に対して作用する場合,定数または一意名の値に多バイト文字を含まないでください。
- イベントログファイル出力機能で,DISPLAY文で出力する情報に多バイト文字を含む場合,出力結果は保証しません。
- 日本語,半角かたかななど,Unicodeの多バイト文字を含むソースファイル名,およびパス名は使用できません。
- シフトJISなどUnicode以外のデータを入力し,Unicodeに変換しないで処理を続行した場合,動作は保証しません。
- 外部で設定された環境変数の設定値およびコマンドラインの引数にUnicodeで多バイトとなる文字は使用できません。使用した場合,動作は保証しません。
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