COBOL2002 ユーザーズガイド
COBOL入出力サービスルーチンでエラーが発生したときだけに出力されるメッセージ番号と,その対処方法を次の表に示します。次の表にないメッセージ番号が出力された場合は,マニュアル「COBOL2002 メッセージ」の実行時のメッセージの説明を参照してください。
表13-7 COBOL入出力サービスルーチンで出力されるメッセージ番号
メッセージ番号 | エラーの内容 | 対処 | |
---|---|---|---|
順ファイル | 相対ファイル | ||
3701 | 3801 | 管理情報インタフェース領域の指定に誤りがあります。 | 管理情報インタフェース領域中のCOBOLエラー詳細情報を基に,指定値を見直す。※1 |
3702 | 3802 | パラメタインタフェース領域の指定に誤りがあります。 | 管理情報インタフェース領域中のCOBOLエラー詳細情報を基に,指定値を見直す。※1 |
3703 | 3803 | ファイルの属性情報とプログラムの指定との間に矛盾があります。 | 管理情報インタフェース領域中のCOBOLエラー詳細情報を基に,ファイル属性情報とプログラムの指定を一致するように変更する。※2 |
3704 | 3804 | 入出力エラーが発生しました。 | 管理情報インタフェース領域中のシステムコール番号とシステムエラーコードを基に,原因を調査する。 |
3705 | 3805 | デバッグ情報の出力中に入出力エラーが発生しました。 | 管理情報インタフェース領域中のシステムコール番号とシステムエラーコードを基に,原因を調査する。サービスルーチンの処理自体は正常終了している。 |
3706 | 3806 | デバッグ情報の出力中に入出力エラーが発生しました。サービスルーチンでもエラーが発生しています。 | 管理情報インタフェース領域中のシステムコール番号とシステムエラーコードを基に,原因を調査する。 管理情報インタフェース領域のエラー情報は,デバッグ情報出力中に発生したエラーに関する情報である。 サービスルーチンの処理自体でもエラーが発生しているため,デバッグ情報出力中のエラーを対策のあと,再実行して,サービスルーチンのエラー原因を調査する。 |
3707 | 3807 | メッセージ番号が不正です。 | 関数情報のエラーリターン後に管理情報インタフェース領域が更新された可能性がある。入出力サービスルーチンの発行順序を見直す。 |
3751 | 3851 | メモリが不足しました。 | 不要な資源を削除して再実行する。 |
3752 | 指定されたファイルは取り扱えません。 | COBOL入出力サービスルーチンで取り扱えるのは,COBOL2002で作成した順可変長レコード形式,または相対ファイルである。 また,ファイルが破壊されたおそれもある。指定したファイルを見直す。 |
|
− | 3861 | CBLSTARTには乱アクセス以外で相対ファイルだけが指定できます。 | エラーの内容に従いプログラムを見直す。 |
− | 3862 | NEXT指定のCBLREADは,相対ファイルの動的アクセス,および順アクセスファイルに指定できます。 | エラーの内容に従いプログラムを見直す。 |
3763 | 3863 | KEY指定のCBLREADは,順アクセス以外で相対ファイルだけが指定できます。 | エラーの内容に従いプログラムを見直す。 |
3764 | − | CBLDELETEは相対ファイルだけが指定できます。 | エラーの内容に従いプログラムを見直す。 |
3765 | − | 順ファイルにはLOCK MODE MANUALの指定はできません。 | エラーの内容に従いプログラムを見直す。 |
− | 3866 | EXTEND指定のCBLOPENは,順アクセスのファイルだけが指定できます。 | エラーの内容に従いプログラムを見直す。 |
3767 | 3867 | ファイルが開かれていないためCBLWDISKサービスルーチンが実行できません。 | 開かれているファイルに対してCBLWDISKサービスルーチンを実行するようにプログラムを修正して再実行する。 |
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