COBOL2002 ユーザーズガイド

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10.5.4 イベントの出力先

イベントの出力先および出力先の指定方法を次に示します。

<この項の構成>
(1) 出力先
(2) 出力先の指定方法

(1) 出力先

イベントログファイルには次の3種類があります。

  1. システムログファイル
  2. セキュリティログファイル
  3. アプリケーションログファイル

 

イベントログファイル出力機能では,3.のアプリケーションログファイルを使用します。

イベントログファイルは,システムによって用意されるファイルです。また,イベントログファイル出力機能では,ローカルコンピュータのイベントログファイルだけでなく,ネットワーク上のコンピュータのイベントログファイルに対してもイベントを出力できます。

(2) 出力先の指定方法

イベントの出力先コンピュータを指定するには,プログラムの実行時に次の指定が必要です。

 
  set CBLSYSLOGSRV=コンピュータ名

環境変数CBLSYSLOGSRVには,ネットワーク上で有効なコンピュータ名を指定してください。ネットワーク上で無効なコンピュータ名を指定したり,コンピュータ名を指定しなかったりした場合は,ローカルコンピュータのイベントログファイルへイベントが出力されます。

イベントログファイル出力機能でネットワーク上のコンピュータにイベントを出力し,出力先コンピュータ上でイベントビューアを使ってアプリケーションログを表示すると,COBOLプログラムで出力したメッセージの前に「イベントID(nnnn) (ソース COBOL2002内)に関する説明が見付かりませんでした。・・・」というシステムのメッセージが付けられることがあります。

この場合は,次のどちらかの方法でシステムのメッセージ付けを抑止できます。