COBOL2002 ユーザーズガイド
印刷サービス名称とは,XMAP3で使用する端末やプリンタの識別名称です。
COBOLプログラム実行時,印刷サービス名称は,SELECT句で指定したファイルのASSIGN句で指定した外部装置名に割り当てられます。印刷サービス名称は,環境変数CBLX_外部装置名で指定します。印刷サービス名称の指定方法を次に示します。
SELECT ファイル名 ASSIGN TO 外部装置名
CBLX_外部装置名=印刷サービス名称
COBOLプログラムの記述,-XMAP,LinePrintオプションの指定の有無と,プリンタ,通常ファイルへの出力の識別を次に示します。
表8-4 プリンタ,通常ファイルへの出力の識別
-XMAP,LinePrint オプションの指定 |
COBOLプログラムでの APPLY FORMS-OVERLAY句の指定 |
外部装置名(環境変数) | ASSIGN定数 または ASSIGNデータ名 |
|
---|---|---|---|---|
CBLX_xxx (印刷サービス名) |
CBL_xxx (物理ファイル名) |
|||
プリンタ | ファイル | ファイル | ||
あり | あり | ○※1 | ×※2 | ×※3 |
なし | ○※1 | ○ | ○ | |
なし | − | × | ○ | ○ |
出力先がファイルの場合でも,物理ファイル名に'PRINTER'を指定すると,CHARACTER TYPE句を有効としてプリンタに出力できます。この場合,XMAP3を使用しないで,GDIモード印刷となります。「8.1 プリンタアクセスの種類と概要」を参照してください。
また,出力先がプリンタの場合,コンパイルリスト(情報リスト)のファイル情報の個所には,プリンタ出力であることが表示されます。情報リストについては,「付録D コンパイルリスト」を参照してください。
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