COBOL2002 ユーザーズガイド
ASSIGN句で処理系作成者語(外部装置名)を指定した場合,通常は環境変数で物理ファイルを割り当てますが,割り当てられていないファイルに対してOPEN文実行時に動的に物理ファイルを割り当てることもできます。
また,書式印刷機能を使用する場合,同様に環境変数で割り当てられていない印刷サービス名称をOPEN文実行時に割り当てることもできます。書式印刷機能の詳細は,「8.6 XMAP3による印刷(32bit版PC(x86) COBOL2002で有効)」を参照してください。
OPEN文実行時,環境変数が設定されていない場合に出力される物理ファイルの割り当て画面を次に示します。
上記のどちらの場合も,[キャンセル]ボタンを選ぶと,外部装置への割り当てがないものとしてOPEN文が実行されます。
COBOLプログラムでのファイル定義やコンパイラオプションの指定の有無によって,物理ファイル名または印刷サービス名のボタンが次のように無効になることがあります。
表6-2 COBOLプログラムとボタンの有効・無効との関係
COBOLプログラムの指定 | 選択ボタンの有効/無効 | |||
---|---|---|---|---|
ファイル編成 | -XMAP,LinePrintオプションの指定 | APPLY FORMS-OVERLAY句の指定 | CBL_xxx (物理ファイル名) |
CBLX_xxx (印刷サービス名) |
順編成 | 指定なし | − | ○ | × |
指定あり | 指定なし | ○ | ○ | |
指定あり | × | ○ | ||
HiRDBによる索引編成ファイル | − | − | ○ | × |
上記以外 | − | − | ○ | × |
また,物理ファイル名の選択ボタンが無効の場合,印刷サービス名の選択ボタンが選ばれている場合,またはファイル編成がHiRDBによる索引編成ファイルの場合,[参照]ボタンも無効となります。
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