COBOL2002 ユーザーズガイド
Windowsでは,外字登録はログインユーザごとに実行されます。ただし,Windowsサービスの延長で実行されるCOBOLプログラムはログインユーザ環境で実行されないため,外字が無効になっています。このような環境に対応するため,GDIモード印刷およびESC/Pモード印刷では,OPEN文の実行時に,COBOL2002実行時ライブラリが内部的にEnableEUDC関数というWindows APIを発行して外字を有効にします。EnableEUDC関数がエラーを返した場合は,警告メッセージを出力して処理を継続します。
環境変数CBLEUDCFUNCを指定すると,GDIモード印刷およびESC/Pモード印刷のOPEN文で内部的に発行するEnableEUDC関数の処理を変更できます。
CBLEUDCFUNC={ ERRORSTOP | NOFUNC }
環境変数CBLEUDCFUNCの指定がない場合,および指定値に誤りがある場合は,EnableEUDC関数がエラーを返したときに警告メッセージを出力して,プログラムを継続します。このとき,FILE STATUS句があってもメッセージを出力し,入出力状態の値は00になります。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2013, 2016, Hitachi, Ltd.
All Rights Reserved. Copyright (C) 2002, 2011, Microsoft Corporation.