COBOL2002 ユーザーズガイド
COBOL2002の印刷機能では,印刷出力結果を一度スプールに登録します。スプールに登録する際の印刷文書名称は,COBOL2002が独自に定めるデフォルトの印刷文書名称と,ユーザが指定した印刷文書名称の2種類があります。ここでは,それぞれの文書名称について説明します。
COBOL2002の印刷機能では,デフォルトの印刷文書名称として,次の規則に基づいて印刷文書名称を作成します。
実行ファイル名△△△FNAM-ファイル名
表示される印刷文書名称の例を,次に示します。
: ENVIRONMENT DIVISION. : SELECT SAM-FILE ASSIGN TO SYS001 :
スプールに登録される印刷文書名称は,次のどちらかの方法で変更できます。
環境部のAPPLY FORMS-NAME句に,スプールに登録する印刷文書名称を設定します。
APPLY FORMS-NAME句については,マニュアル「COBOL2002 言語 拡張仕様編 26.2.3(2) APPLY FORMS-NAME句」を参照してください。
: ENVIRONMENT DIVISION. : INPUT-OUTPUT SECTION. FILE-CONTROL. SELECT A-FILE ASSIGN TO SYS000. : I-O-CONTROL. APPLY FORMS-NAME TO DOCNAME ON A-FILE. : DATA DIVISION. WORKING-STORAGE SECTION. 01 DOCNAME PIC X(9) VALUE 'FORMNAME1'. :
実行時環境変数CBLF_ファイル名を使用して,スプールに登録される印刷文書名称を指定できます。
CBLF_ファイル名=印刷文書名称
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