COBOL2002 ユーザーズガイド

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6.11.1 ラージファイル入出力機能の概要

次のファイルの場合,ファイルサイズが2GB以上のファイル(ラージファイル)であっても,COBOLプログラムから入出力できます。ラージファイルの入出力方法は,通常のファイル(ファイルサイズが2GB未満のファイル)と同じです。

ラージファイルで,入出力できるファイルサイズはファイルシステムに依存します。

<この項の構成>
(1) 使用できるファイルの種類

(1) 使用できるファイルの種類

ファイル編成
ラージファイル入出力機能は,次のファイル編成で使用できます。
32bit版PC(x86) COBOL2002の場合
  • 順編成ファイル
  • テキスト編成ファイル
  • CSV編成ファイル
  • ISAMによる索引編成ファイル
なお,ISAMによる索引編成ファイルについては実行時環境変数の指定が必要です。詳細は,「6.11.2 ISAMによる索引編成ファイルでのラージファイル入出力機能(32bit版PC(x86) COBOL2002で有効)」を参照してください。
ファイルサイズの詳細は,マニュアル「索引順編成ファイル管理ISAM」を参照してください。
64bit版PC(x64) COBOL2002の場合
  • 順編成ファイル
  • テキスト編成ファイル
  • CSV編成ファイル

ファイルシステム
ラージファイルを使用するためには,ファイルシステムの属性がラージファイルに対応している必要があります。ファイルシステム属性については,システムのマニュアルを参照してください。
また,作成できるファイルサイズについては,システム資源の制限が設定されている場合があります。