COBOL2002 操作ガイド

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9.4.6 数字項目のけた拡張機能(64bit版PC(x64) COBOL2002で有効)

ここでは,数字項目のけた拡張機能を有効にしたユーザプログラムのテストデバッグについて説明します。数字項目のけた拡張機能の詳細については,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」を参照してください。

数字項目のけた拡張機能を有効にしたユーザプログラムをテストデバッグの対象にした場合,次に示すデータ名や定数をTDコマンドやGUIモードで使用できます。

上記のデータ名,定数が使用できるTDコマンドを「表9-12 数字項目のけた拡張機能が有効となるTDコマンド」に示します。また,数字項目のけた拡張機能が有効となるGUIモードについては,「表9-13 数字項目のけた拡張機能が有効となるGUIモード」に示します。

表9-12 数字項目のけた拡張機能が有効となるTDコマンド

項番 TDコマンド 使用可否 指定できるオペランド
1 SET BREAK ×
2 RESET BREAK
3 SET WATCH CONDITION
4 RESET WATCH
5 GO PARAMETER
6 STEP IN PARAMETER
7 STEP OVER PARAMETER
8 STEP TO
9 STOP
10 SET TRACE ※1 INTERFACE
11 RESET TRACE
12 SET FLOW ×
13 RESET FLOW
14 DISPLAY FLOW
15 DISPLAY BREAK
16 DISPLAY POINT
17 DISPLAY DATA DATA
18 DISPLAY OBJECT・DISPLAY FACTORY ×
19 GETPROPERTY ×
20 ASSIGN DATA VALUE
21 IF CONDITION
22 ALLOCATE AREA ×
23 FREE AREA ×
24 SIMULATE MAIN
25 SIMULATE SUB ※2 記号名
26 SIMULATE FILE ※2 記号名
27 SELECT ACTION
28 GO END・GO INVALID・GO EOP・GO ERROR
29 レベル番号 ※2 記号名
30 REPEAT ×
31 SIMULATE DC
32 TEST
33 CASE ×
34 ASSIGN CASECODE ×
35 QUIT
36 DISPLAY COMMENT
37 SET QUALIFICATION
38 RESET QUALIFICATION
39 SET PRINT
40 RESET PRINT
41 SET LOG
42 RESET LOG
43 #OPTION
44 #INCLUDE
45 ASSIGN DEVICE
46

(凡例)
○:使用できる。
×:使用できない。
△:データ名または数字定数は指定できないが,影響を受ける。
−:該当しない(データ名または数字定数を指定できない)。

注※1
INTERFACEオペランドを指定し,プログラム引数に数字項目のけた拡張機能が有効になったデータ名を指定した場合でも,データ値が表示されます。

注※2
数字項目のけた拡張機能が有効になったデータ名と記号名を関連づけられます。

表9-13 数字項目のけた拡張機能が有効となるGUIモード

項番 GUIメニュー 指定個所
1 連続実行 ユーザパラメタ
2 ステップイン ユーザパラメタ
3 ステップオーバー ユーザパラメタ
4 データ値の表示 データ名
5 データ値の代入 代入値
6 常時データ表示に設定 データ名
7 データ監視条件の設定 データ名

注意事項
  • 添字,部分参照の指定では10けたを超える数字定数は指定できません。詳細は,「12. TDコマンド」を参照してください。
  • 数字項目のけた拡張機能が有効な場合でも,16進数字定数に8文字を超える文字列を指定できません。
  • 数字項目のけた拡張機能が有効な場合でも,浮動小数点数字定数の仮数部に16けたを超える数字定数を指定できません。