COBOL2002 操作ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

5.1 概要

ODBC(Open Database Connectivity)レコード定義生成とは,各種データベースによって生成されたデータソース中から表に関する情報を取得し,これを基にCOBOL2002のレコード定義を生成する機能です。

この機能を使用して,データベースにアクセスできるODBC対応のアプリケーションプログラムを作成できます。

つまり,ユーザは生成されたレコード定義をCOPY文で取り込み,原始プログラム中に展開すれば,COBOL2002のプログラムからSQLを使って表を参照したり更新したりできます。

<この節の構成>
(1) データソースとは
(2) 前提条件
(3) レコード定義生成の流れ

(1) データソースとは

データソースとは,ユーザがアクセスするデータとそのデータを取得するために必要な情報です。

例えば,SQL Serverドライバから見ると,SQL Serverのデータベース,SQL Serverデータベースが保存されているサーバ,そのサーバへアクセスするために使われるネットワークがデータソースになります。

(2) 前提条件

ODBCレコード定義を生成する前に,あらかじめODBCドライバの組み込みとデータソースのセットアップが必要です。

データソースのセットアップについては,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」のデータソースの管理についての記述を参照してください。

(3) レコード定義生成の流れ

ODBCレコード定義生成の流れを次に示します。

図5-1 レコード定義生成の流れ

[図データ]

  1. データソース群から該当のデータソースを選択します。
  2. データソースからレコード定義を生成したい表を選択します。
  3. 生成したレコード定義を格納するファイル名などを指定します。
  4. 生成されたレコード定義を確認します。