キーワード補完とは,途中まで入力されたCOBOLのキーワードに,自動的に残りを補ってキーワードを完成する機能です。このとき,入力したテキストだけでキーワードを特定できない場合は,複数の候補がリストに表示されます。また,何も入力しないでこの機能を使用すると,COBOLの予約語(ただし,アスタリスクなどの特殊文字や文脈依存語は含まない),COBOLサービスルーチン,ユーザキーワードのすべてのCOBOLのキーワードがリストに表示されます。
COBOLエディタには,次の2種類のキーワード補完機能があります。
- キーワード補完
すべてのCOBOLのキーワードを対象にしたキーワード補完機能です。
- ユーザキーワード補完
ユーザキーワードだけを対象にしたキーワード補完機能です。なお,ユーザキーワード補完を使用するには,カスタマイズダイアログの[予約語ファイル]タブを選び,使用するシステム属性に合わせて,ユーザキーワードを登録しなければなりません。
- キーワード補完
- キーワード補完の操作方法を次に示します。
- COBOLのキーワードを途中まで入力する。
カーソルの前後が空白のときは,何も入力されていないとみなされます。
- [Ctrl]+[E]キーを押す。
[構文]メニューから[キーワード補完]を選ぶこともできます。
複数の候補がある場合は,次のダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU101450.GIF)
- 目的のキーワードを選ぶ。
キーワードが完成されます。
- ユーザキーワード補完
- ユーザキーワード補完の操作方法を次に示します。
- ユーザキーワードを途中まで入力する。
カーソルの前後が空白のときは,何も入力されていないとみなされます。
- [Ctrl]+[K]キーを押す。
[構文]メニューから[ユーザキーワード補完]を選ぶこともできます。
複数の候補がある場合は,次のダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU101470.GIF)
- 目的のキーワードを選ぶ。
キーワードが完成されます。
- 補足事項
- COBOLのキーワードとは,COBOLの予約語,サービスルーチン,およびユーザが設定したキーワードのことです。これらのキーワードは,カスタマイズダイアログボックスの「予約語ファイル」タブを選んで表示されるページで設定できます。詳細は,「4.10.7 予約語の設定」を参照してください。
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