COBOL2002 操作ガイド
ビルドによってプログラムが再コンパイル,再リンケージされるときの規則について示します。
プログラムが再コンパイルされるケースとその対象を次に示します。
表2-25 ビルド時に再コンパイルされるケースとその対象
コンパイルの対象となるケース | 再コンパイルの対象となるプログラム |
---|---|
プロジェクトを構成するファイルを更新/追加した場合 | 変更したファイル。 |
コンパイラオプションを変更した場合 |
|
メインプログラムの指定を変更した場合 | メインプログラム指定を解除したプログラム,および新しくメインプログラムの指定をしたプログラム。 |
|
出力ファイルの生成元となるファイル。 |
前回のビルド処理で,リビルド中に中断した場合 | ビルド処理が実行されなかったファイル。 |
再リンケージされるのは,「2.6.1 ビルド」でプログラムが再コンパイルされる場合と次の場合です。
開発マネージャでビルドを実行した場合,作業中プロジェクトがビルドされます。このとき,作業中プロジェクトに子プロジェクトがある場合は,最も深い階層の子プロジェクトから順にビルドが実行されます。
図2-3 プロジェクト間の関係とビルドの実行順序
ビルドを実行すると,再コンパイル,再リンケージの規則に従ってプログラムがコンパイル,リンケージされ,メッセージウィンドウにメッセージが表示されます。また,ビルドの対象に定義ファイルやHTMLファイルなど,出力ファイルを指定したファイルがある場合は,出力ファイルが生成されてからコンパイルされます。
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