COBOL2002 操作ガイド
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(1) ダイアログボックスの内容
各テキストボックスの初期値はすべて空です。情報を設定した状態でこのダイアログボックスを開くと,設定内容が表示されます。
- 登録メニューリストボックス
- メニューとツールの情報を識別する識別名称の一覧です。
- 登録できる情報は,20個までです。
- このリストボックス上で識別名を選択すると,メニュー名,ツール,引数,およびカレントフォルダテキストボックスに情報が表示されます。情報を変更するには,各テキストボックスで内容を変更し,[更新]ボタンを選んでください。情報の追加,変更の途中で登録メニューの選択を変更すると,変更を保存するかを問い合わせるメッセージボックスが表示されます。なお,同時に複数のメニューを選択できません。
- このリストボックスの順番で,[ファイル]メニューに表示されます。
- [追加]ボタン
- 外部ツールと,外部ツールを呼び出すメニューの情報を新規で追加します。
- [追加]ボタンを選ぶと,識別名を指定するテキストボックスだけのダイアログボックスが表示され,テキストボックスに識別名を入力できます。入力した識別名は,登録メニューリストボックスのいちばん下に追加されます。
- 識別名は,英字で始まる半角英数字8文字以内で入力してください。
- [上へ]ボタン,[下へ]ボタン
- 登録メニューリストボックス内で,選択中の識別名の順番を変更します。
- [削除]ボタン
- 登録メニューリストボックス内で,選択中の識別名を削除します。
- [削除]ボタンを選ぶと,削除してよいか問い合わせるメッセージボックスが表示されます。
- メニュー名テキストボックス
- メニュー名として表示する文字列(アクセスキーを含む)を指定します。指定できる最大文字数は,32バイト(2バイト文字で16文字)です。
- アクセスキーにしたい文字があるときは,その文字の直前にアンパサンド「&」を指定して,前後を丸括弧で囲んでください。アクセスキーに指定できる文字は半角英数字だけです。なお,アクセスキーが既存の開発マネージャのメニューと重複しているかどうかのチェックは実行されません。重複していると,正しくメニューを選択できません。
- ここで指定したメニューは,[ファイル]メニューに表示されます。
- 必須項目のため,未入力の状態で[更新]ボタン,または[OK]ボタンを選ぶと,エラーメッセージが表示されます。
- ツールテキストボックス
- 開発マネージャから起動したいツールを指定します。絶対パス,相対パスのどちらでも指定できます。相対パスを指定して[更新]ボタンをクリックすると,自動的に絶対パスに置き換わります。
- [参照]ボタンを選ぶと,ファイルを選択できます。
- ツールテキストボックスに指定できるのは,exeファイルだけです。
- 存在しないパスなどの不正パスを入力した場合,または未入力の状態で[更新]ボタン,または[OK]ボタンを選ぶと,エラーメッセージが表示されます。
- 引数テキストボックス
- 外部ツールに指定する引数を指定します。置換文字列を使用できます。
- 入力を省略できます。
- カレントフォルダテキストボックス
- 外部ツールが起動する際のカレントフォルダを指定します。置換文字列を使用できます。
- 省略すると,プロジェクトフォルダが仮定されます。
- [OK]ボタン
- [OK]ボタンを選ぶと,設定情報をパッケージ情報ファイルに出力します。
- すでにファイルが存在していた(情報を設定していた)場合には,すでに外部ツールのパッケージ情報ファイルが存在することを示す警告メッセージが表示されます。[はい]を選ぶと,パッケージ情報ファイルが上書きされます。
- パッケージ情報ファイルへの出力が失敗した場合は,エラーメッセージが表示されます。出力に失敗する要因には,次のことが考えられます。
- 外部ツールのパッケージ情報ファイルまたはフォルダにアクセスする権限がない
- 別の開発マネージャで外部ツールのパッケージ情報ファイルにアクセスしている
- [登録メニュー]に情報がない状態で[OK]ボタンを選ぶと,パッケージ情報ファイルが削除されます。
- 削除できなかった場合は,エラーメッセージが表示されます。削除に失敗する要因には,次のことが考えられます。
- 外部ツールのパッケージ情報ファイルまたはフォルダにアクセスする権限がない
- 別の開発マネージャで外部ツールのパッケージ情報ファイルにアクセスしている
- 外部ツールの設定ダイアログボックスを表示した状態で,別の開発マネージャやエクスプローラなどから外部ツールのパッケージ情報ファイルを削除した
- [更新]ボタン
- 一つの識別名単位で情報の変更を確定します。
- [更新]ボタンを選ぶと,追加した情報,または変更中の情報のエラーチェックが実行され,問題がなければ変更が確定します。
- 登録メニューを新規で追加した場合,または設定した内容を変更した場合に[更新]ボタンを選ばないで次に示す操作をすると,変更を保存するかを問い合わせるメッセージが表示されます。メッセージに従って操作してください。
- リストボックスの選択を変更
- [追加]ボタンを選択
- [上へ]ボタンを選択
- [下へ]ボタンを選択
- [OK]ボタンを選択
(2) 使用できる置換文字列
引数テキストボックスとカレントフォルダテキストボックスでは,置換文字列を指定できます。
- (置換文字列の種類)
- 指定できる置換文字列を次に示します。
- %M
- プロジェクトマスタフォルダの絶対パスに置き換えられます。
- %P
- プロジェクトフォルダの絶対パスに置き換えられます。
- %W
- プロジェクトの作業フォルダの絶対パスに置き換えられます。
- %D
- ツリー上で選択しているファイルが存在するフォルダの絶対パスに置き換えられます。
- %F
- ツリー上で選択しているファイル名(ドライブ名から始まる絶対パス)に置き換えられます。
- %N
- ツリー上で選択しているファイル名(ファイル名だけ)に置き換えられます。
- (オプションの指定で使用する文字列についての注意事項)
- オプションの文字列に「%」を使用したい場合は,「%%」と二つ続けて記述してください。
- (例)
- "%F" … 置換文字列とみなされ,編集対象となるファイル名に置換されます。
- "%%F" … 「%F」という文字列とみなされます。
- (置換文字列の例)
- 次に示すプロジェクトで,ツリービュー上で選択しているファイルがa.cblの場合
種類 |
パス |
プロジェクトマスタフォルダ |
c:\ te△mp\ProjectMaster |
プロジェクトフォルダ |
c:\ te△mp\ProjectMaster\Project |
プロジェクト作業フォルダ |
c:\ te△mp\ProjectMaster\Project\Work |
ソースファイルの存在場所 |
c:\ te△mp\ProjectMaster\Project\Source |
ソースファイルの絶対パス |
c:\ te△mp\ProjectMaster\Project\Source\a.cbl |
- 置換文字列と置換後の文字列の関係を次に示します。
置換文字列 |
置換後の文字列 |
%M |
c:\ te△mp\ProjectMaster\ |
"%M" |
"c:\ te△mp\ProjectMaster\" |
%P |
c:\ te△mp\ProjectMaster\Project\ |
%W |
c:\ te△mp\ProjectMaster\Project\Work\ |
%D |
c:\ te△mp\ProjectMaster\Project\Source\ |
%F |
c:\ te△mp\ProjectMaster\Project\Source\a.cbl |
%N |
a |
"%D%N.txt" |
"c:\ te△mp\ProjectMaster\Project\Source\a.txt" |
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