COBOL2002 操作ガイド

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1.10.3 構成管理ツールの設定ダイアログボックス

構成管理ツールの設定ダイアログボックスを次に示します。

[図データ]

<この項の構成>
(1) ダイアログボックスの内容
(2) 使用できる置換文字列
(3) お勧めする使用方法
(4) 構成管理ツールのコマンドラインが設定されている場合
(5) コマンドラインおよびオプションを設定するときの注意事項

(1) ダイアログボックスの内容

各テキストボックスの初期値はすべて空です。情報を設定した状態でこのダイアログボックスを開くと,設定内容が表示されます。

ツール名テキストボックス
連携したい構成管理ツールを絶対パスまたは相対パスで指定します。該当するコマンドがない場合は,空白のままでもかまいません。

チェックイン時のオプションテキストボックス
チェックイン時にツールに指定するオプションを指定します。

チェックアウト時のオプションテキストボックス
チェックアウト時にツールに指定するオプションを指定します。

最新を取得時のオプションテキストボックス
最新を取得時にツールに指定するオプションを指定します。

実行例
上記のダイアログボックスどおりに設定した場合,ツリービュー上で選択しているファイルが「C:\temp\a.cbl」のときに,ファイルメニューから該当するメニューを実行すると,次に示すコマンドが実行されます。
「チェックイン」メニュー
tool.exe -CheckIn "C:\temp\a.cbl"
「チェックアウト」メニュー
tool.exe -CheckOut "C:\temp\a.cbl"
「最新を取得」メニュー
tool.exe -Get "a.cbl"

[情報の削除]ボタン
設定情報を保存しているパッケージ情報ファイルを削除します。[情報の削除]ボタンを選ぶと,各テキストボックスは空になります。
削除できなかった場合は,エラーメッセージが表示されます。削除に失敗する要因には,次のことが考えられます。
  • 構成管理ツールのパッケージ情報ファイルまたはフォルダにアクセスする権限がない
  • 別の開発マネージャで構成管理ツールのパッケージ情報ファイルにアクセスしている
  • ダイアログボックスを表示した状態で,別の開発マネージャやエクスプローラなどから構成管理ツールのパッケージ情報ファイルを削除した

[OK]ボタン
[OK]ボタンを選ぶと,設定情報をパッケージ情報ファイルに出力します。すでにファイルが存在していた(情報を設定していた)場合には,すでに構成管理ツールのパッケージ情報ファイルが存在することを示す警告メッセージが表示されます。[はい]を選ぶと,パッケージ情報ファイルが上書きされます。
パッケージ情報ファイルへの出力が失敗した場合は,エラーメッセージが表示されます。出力に失敗する要因には,次のことが考えられます。
  • 構成管理ツールのパッケージ情報ファイルまたはフォルダにアクセスする権限がない
  • 別の開発マネージャで構成管理ツールのパッケージ情報ファイルにアクセスしている

(2) 使用できる置換文字列

オプションには,"%F"を含む文字列を指定する必要があります。「%英字1文字」を置換文字列と認識されます。

(置換文字列の種類)
指定できる置換文字列を次に示します。
%F
ツリー上で選択しているファイル名(ドライブ名から始まる絶対パス)に置き換えられます。
%N
ツリー上で選択しているファイル名(ファイル名だけ)に置き換えられます。

(オプションの指定で使用する文字列についての注意事項)
オプションの文字列に「%」を使用したい場合は,「%%」と二つ続けて記述してください。
(例)
"%F" … 置換文字列とみなされ,編集対象となるファイル名に置換されます。
"%%F" … 「%F」という文字列とみなされます。

(3) お勧めする使用方法

テキストボックスにはファイル名を直接入力できますが,基本的な操作として,開発マネージャに登録しているファイル自体をチェックアウトの対象とすることをお勧めします。

(4) 構成管理ツールのコマンドラインが設定されている場合

構成管理ツールのコマンドラインが設定されている(パッケージ情報ファイルが存在する)場合,構成管理ツールの設定ダイアログボックスは,各情報をテキストボックスに設定した状態で表示されます。パッケージ情報ファイルが存在する場合で入力ができなかったとき,エラーメッセージが表示されます。

(5) コマンドラインおよびオプションを設定するときの注意事項