COBOL2002 操作ガイド
開発マネージャで使用するファイルの一覧を表1-1に示します。
一覧に記載されていない種類のファイルでも,一般ファイルとして開発マネージャに登録できます。また,ファイルの種類や,ファイルに関連づけるツールを開発マネージャに登録できます。開発マネージャにファイルの種類を登録する方法については,「1.7.4 ファイルの種類の登録」を参照してください。
なお,一般ファイルは登録されるだけで,ビルドの対象になりません。一般ファイルとして登録されたファイルは,ファイルの拡張子がOS上で登録されている場合には,ファイルが存在していれば編集メニューで開くことができます。
開発マネージャに登録できるファイルは,一般ファイルを除き拡張子の指定が必須です。ただし,次に示す場合は,拡張子のない登録集原文が登録できます。
表1-1 開発マネージャで使用するファイルの一覧
| 拡張子 | ファイル種別 | 内容 |
|---|---|---|
| .bkf | バックアップファイル | プロジェクトマスタファイルのバックアップ情報を格納するファイル。 |
| .cblほか※1 | COBOLソースファイル | COBOL原始プログラムを格納するファイル。 |
| .cbw | stdcall呼び出し指示ファイル | DLLファイル中のSTDCALL属性のプログラムを呼び出すとき,呼び出すプログラムの名称を登録するためのファイル。 |
| .cxc※2 | カタログファイル | 公開識別子とファイルの対応づけを定義するファイル。 拡張子は.cxcでなければならない。 |
| .cxd※2 | XMLデータ定義ファイル | XMLドキュメントの要素とCOBOLのデータ構造とのマッピングを記述したファイル。 |
| .dll | ダイナミックライブラリ | DLL(ダイナミックリンクライブラリ)を格納するファイル。 |
| .dtd※2 または .xml※2 |
XML文書型定義ファイル | XMLドキュメントのマークづけ要素とその構造を定義したファイル。 |
| .exe | 実行可能ファイル | コンパイル,リンケージをして実行可能になったプログラムを格納するファイル。 |
| .flf | ファイル定義ファイル | ファイル定義の情報を格納するファイル。 |
| .hmf | プロジェクトマスタファイル | プロジェクトマスタに関する情報を格納するファイル。 |
| .hmp | プロジェクト情報ファイル | プロジェクトマスタから出力したプロジェクトの情報を格納するファイル。 |
| .htm※3 または .html※3 |
HTMLファイル | Webページに出力する内容を格納するファイル。 |
| .ico | アイコンファイル | 生成される実行可能ファイルのアイコンを格納するファイル。 |
| .lib | ライブラリファイル | ライブラリを格納するファイル。ライブラリには,オブジェクトプログラムのライブラリである標準ライブラリと,DLLの関数情報を保持するインポートライブラリがある。 |
| .obj | オブジェクトファイル | コンパイルの結果であるオブジェクトプログラムを格納するファィル。 |
| .odf※4 | OLE定義ファイル | OLE定義の情報を格納するファイル。 |
| .rep | リポジトリファイル | 翻訳単位(クラス定義,インタフェース定義,および関数定義)の定義情報を格納するファイル。 |
| .pkg | パッケージ情報ファイル | 起動条件など,ツールの情報を格納するファイル。 |
| .rdf | レコード定義ファイル | レコード定義の情報を格納するファイル。 |
| .wdf | 画面定義ファイル | 画面定義の情報を格納するファイル。 |
| .utsproj※5 | テストプロジェクトファイル | COBOL2002 Professional Tool Kitの機能で使用する,単体テスト支援のテストプロジェクトファイル。 |
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