COBOLプログラムでUnicode文字を扱う機能としてサポートする組み込み関数を次に示す。これらの組み込み関数を使用する場合，コンパイル時に-UniObjGenオプションの指定が必要である。-UniObjGenオプションについては，マニュアル「COBOL2002　ユーザーズガイド」またはマニュアル「COBOL2002　使用の手引　手引編」のUnicode機能を参照のこと。

#	用途	組み込み関数名	機能概要
1	文字列の取り出し	SUBSTRING	字類が英字，英数字または日本語のデータ項目から部分文字列を返す。
2	文字数の取得	COUNT-CHAR	字類が英字，英数字または日本語のデータ項目の文字数を返す。
3	文字位置の個数の取得	LENGTH-OF-SUBSTRING	字類が英字，英数字または日本語のデータ項目の部分文字列の文字位置の個数を返す。
4	コード変換	DISPLAY-OF	字類が日本語のデータ項目中のUTF-16の文字列をUTF-8の文字列に変換して返す。
5		NATIONAL-OF	字類が英数字のデータ項目中のUTF-8の文字列をUTF-16の文字列に変換して返す。

＜この節の構成＞

24.2.1　COUNT-CHAR関数

24.2.2　DISPLAY-OF関数

24.2.3　LENGTH-OF-SUBSTRING関数

24.2.4　NATIONAL-OF関数

24.2.5　SUBSTRING関数