COBOL2002 言語 拡張仕様編

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23.1 言語仕様が異なるコンパイラオプション

コンパイラオプションの指定によって言語仕様が異なるものを次に示す。

表23-1 仕様変更コンパイラオプション

オプション 意味
指定なし 第3,4次規格で翻訳する
-StdVersion,1 第1次規格で翻訳する
-StdVersion,2 第2次規格で翻訳する
-DigitsTrunc 2進項目のけた落とし
-DoubleQuote アポストロフィか引用符かの指定
-V3Rec,Fixed VOS3の日本語文字の扱いに合わせて翻訳する(固定長レコードの原始プログラム)
-V3Rec,Variable VOS3の日本語文字の扱いに合わせて翻訳する(可変長レコードの原始プログラム)
-V3RecFCSpace 空白に対する機能キャラクタの扱い
-IgnoreLCC レコード先頭の印刷制御文字領域
-JPN,Alnum 日本語項目の扱い
-CompatiV3 VOS3 COBOL85互換を指定する
-VOSCBL メインフレーム互換機能を有効にする
-H8Switch 数字項目の転記/比較
-Cblctr CBL-CTR特殊レジスタ
-DebugLine デバッグ行を有効にする
-Main,System コマンドインタフェースをC言語のmain関数の形式(argc,argv形式)に合わせる
-TruncCheck 転記のけたの切り捨てチェック
-JPN,V3JPN 日本語項目,日本語編集項目,および日本語文字定数をそれぞれ英数字項目,英数字編集項目,および英数字定数として扱う
-JPN,V3JPNSpace VOS3 COBOL85のLANGOPT=(D)オプション指定時の日本語項目の扱いと同じとする
-LiteralExtend,Alnum 英数字定数の最大長を拡張する

注※
-VOSCBLコンパイラオプション,-JPN,V3JPNコンパイラオプション,および-LiteralExtend,Alnumコンパイラオプションの詳細は,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」を参照のこと。