COBOL2002 言語 拡張仕様編

[目次][索引][前へ][次へ]

18.5.3 TYPE-OF-VARIANT関数(OLE2オートメーションインタフェース機能)

形式
[図データ]

機能
TYPE-OF-VARIANT(VARIANT値の型取得)関数は,引数1で指定したVARIANT値の型を求める。この関数の型は整数型である。

一般規則
  1. 引数について
    ・引数1は,バリアントデータ項目を指定しなければならない。
    ・引数1に指定したバリアントデータ項目がNULLの場合は,実行時にエラーとなる。
  2. 関数値について
    ・関数値は,VARIANT値の型を示す数値である。数値の意味は「表18-3 指定する数値とVARIANT値との対応」を参照のこと。「表18-3 指定する数値とVARIANT値との対応」に示される数値以外の値が返される場合は,戻されるVARIANT値とやり取りできるCOBOLのデータ型は存在しない。
  3. 関数の表現形式
    ・符号付き整数部5けたの2進項目
    ・この関数は,整数型関数が指定できるところに記述できる。