COBOL2002 言語 拡張仕様編

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9.4 データ部(埋め込みSQL宣言節)(データベースアクセス機能)

データ部では,SQLCODE変数,埋め込み変数および標識変数を定義するデータ記述項を埋め込みSQL宣言節に記述する。

形式
[図データ]

機能
手続き部で使用するSQLCODE変数,埋め込み変数および標識変数を定義する。

構文規則
  • 埋め込みSQL宣言節は,埋め込みSQL開始宣言で始まり,埋め込みSQL終了宣言で終わる。
  • 埋め込みSQL宣言節は,ファイル節,作業場所節,局所場所節および連絡節に指定できる。
  • 埋め込みSQL宣言節は,データ部の異なる節にわたってはならない。すなわち,一つの節中で完結していなければならない。
  • 埋め込みSQL開始宣言は,01または77レベルの直前でなければならない。
  • 埋め込みSQL終了宣言は,77レベルの直後またはレコード記述の最後の基本項目の直後でなければならない。
  • SQLCODE変数定義,埋め込み変数定義および標識変数定義は,指定したファイル節,作業場所節,局所場所節,または連絡節で有効なデータ記述項でなければならない。

一般規則
埋め込みSQL宣言節に記述するデータ項目には,次に示す項目を記述してもよいが,特に指定がないかぎり手続き部の埋め込みSQL文では使用できない。
  • REDEFINES句を指定した再定義項目
  • OCCURS句を指定した表要素
  • 集団項目
  • 外部浮動小数点数字項目
  • 数字編集項目
  • 英数字編集項目
  • 日本語編集項目
  • 外部ブール項目
  • 内部ブール項目
  • 英字項目
  • 指標データ項目
  • 指標名
  • アドレスデータ項目
  • アドレス名
  • 66レベルの再命名定義
  • 78レベルの定数名
  • 88レベルの条件名
  • FILLER項目
  • VARIANTデータ項目
  • OLEオブジェクト参照データ項目
  • オブジェクト参照データ項目
  • [SIGN IS] LEADING SEPARATE CHARACTERの指定がない外部10進形式の数字項目
  • 日本語項目
<この節の構成>
9.4.1 SQLCODE変数(データベースアクセス機能)
9.4.2 埋め込み変数(データベースアクセス機能)
9.4.3 標識変数(データベースアクセス機能)