Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド
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hostchgコマンドを実行して変換作業をする前に,ホスト名変換ファイルを作成してください。
任意に指定可
(b) フォーマット
変換したいユーザ(施設)ID<スペース又はタブ>移動後のホスト名<改行>
|
(c) ホスト名変換ファイル作成時の注意事項
- 「(b) フォーマット」に示すフォーマットを1レコードとして,変換対象の数だけレコードを作成してください。
- ユーザ(施設)IDは8文字以内の英数字で記述してください。
- ホスト名は255文字以内の英数字で記述してください(「6.1.4 DNSホスト名の登録」で登録済みのホスト名を記述してください)。
- 指定したフォーマットとおりにホスト名変換ファイルを作成しなかった場合,変換後にアプリケーションが正常に動作しなくなる場合があります。
(2) コマンドの書式
hostchg.exe filename EnvPath [SchedulePath [logname]]
- 第1引数
filename:ホスト名変換ファイルのファイル名
ホスト名変換ファイルのファイル名をフルパスで指定してください。
- 第2引数
EnvPath:インストールディレクトリ
インストールディレクトリをフルパスで指定してください。
【例】C:\Groupmax\apposv
- 第3引数
SchedulePath:スケジュール格納ディレクトリ(省略可)
スケジュール格納ディレクトリをフルパスで指定してください。
【例】C:\Groupmax\apposv\data
第3引数を省略した場合,次のメッセージが表示されますので,スケジュール格納ディレクトリをフルパスで指定してください。
スケジュール格納ディレクトリをフルパスで指定してください。
――> C:\Groupmax\apposv\data
|
- 第4引数
logname:ログファイル名(省略可)
lognameを指定すると経過メッセージの出力先を画面から指定したファイルに変更します。既に同じファイル名が存在する場合は上書きされます。
この引数を指定する場合は必ず第3引数SchedulePathを指定してください。
- 注意
- hostchg.logは実行結果の出力先として使用されるため,hostchg.log以外のファイル名を指定してください。
(4) コマンドパス
<インストールディレクトリ>\bin\hostchg.exe
デフォルトは,C:\Groupmax\apposv\bin\hostchg.exe
(5) リターンコード
- 第1引数の「ホスト名変換ファイルのファイル名」には,「11.2.8(1) コマンドを実行する前の準備(ホスト名変換ファイルの作成)」で作成したホスト名変換ファイルのファイル名をフルパスで指定してください。
- 次の操作で変更通知情報を取得した際,変更内容にユーザのホームサーバ変更が含まれている場合は,スケジュールデータの移動を手作業で実施する必要があります。
- ファイルモードの「コンフィギュレーション」の項番13「変更通知情報取得の自動実行」を「使用する」に設定している場合
- 「コンフィギュレーション」の[手動実行]の[変更通知情報取得]を実行した場合
- 「indxget」コマンドを実行した場合
- 変換には多少時間が掛かりますが,処理を中断しないでください。処理を中断した場合,変換後のアプリケーションの動作は保証しません。
- ホスト名の変換以外の用途に使用しないでください。使用した場合,アプリケーションの動作は保証しません。
- 実行結果についてはプログラムを実行したディレクトリ上にあるhostchg.logを参照してください。
- ユーザがScheduler Client又はFacilities Manager Clientで作成した次のファイルも,このコマンドの変換対象にする必要があります。
- ローカルグループ
- クライアントの終了状態の保存情報
変換対象としない場合,クライアント上でローカルグループ内のユーザ,及びクライアント起動時に自動的に表示されるスケジュールに対し,次の操作はできません。
- スケジュール表示
- 予約
- 空時間検索
- 自分・上司のスケジュールでの,登録・削除・回答
このコマンドの変換対象にするには,次の操作をすべてのクライアントで実施し,その後,「hostchg」コマンドを実行する必要があります(既になっている場合は必要ありません)。
- クライアントを起動します。
- 「ツール」-「環境設定」を選択します。
- 「ユーザ情報の保存」を「サーバで保存」にします。
上記の操作をしないでhostchgコマンドを実行した場合,hostchgコマンド実行後に下記の操作を対象クライアントで実行してください。
- クライアントを起動します(起動時にエラーダイアログが出ることがありますが,そのまま起動してください)。
- ローカルグループ内で,ホームサーバを移動したユーザを登録から削除し,再度,ローカルグループに登録します。すべてのユーザがホームサーバを移動している場合は,作成済みのローカルグループを一度削除し,再度,作成します(ローカルグループを作成していないクライアントの場合は不要です)。
- 「ツール」-「環境設定」を選択し,「次回起動時の設定」を「初期設定から起動」に変更します(既になっている場合は不要です)。
- クライアントを再起動します。
- 「次回起動時の設定」を「初期設定から起動」以外を設定していた場合は,元の設定に戻します。
- 変換が終了すると次のメッセージを標準出力に出します。
「Groupmax Scheduler Serverのホスト名変換が終了しました。実行ディレクトリの下の(hostchg.log)を確認してください。」
- 第4引数に,ログファイル名を指定している場合,ログに次のメッセージを出力します。
「Groupmax Scheduler Serverのホスト名の変換が終了しました。」
- 実行すると,標準出力又は指定ログファイルに,データの変換を示す「〜の変換中・・・(○○・・・)」のメッセージを出力していることを確認してください。
<例>
d:\Groupmax\apposv\data\usera\200005.msd変換中:○○○
d:\Groupmax\apposv\data\usera\200006.msd変換中:○○○
- このコマンドを実行する前に,必ずシステム内のすべてのサーバで,次に示すデータのバックアップを取得してください。エラー発生時のリカバリに使用します。
<インストールディレクトリ>\etc
<インストールディレクトリ>\room
<スケジュール格納ディレクトリ>
- 次のサービスを停止してから実行してください。
「Groupmax Scheduler Server」
「Groupmax Scheduler Server Tool」
「Groupmax Facilities Manager」
「Groupmax Facilities Manager Tool」
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