Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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11.2.7 grpchgグループファイル変換

このコマンドは,Address Server又は管理ツールで変更したユーザ情報(施設情報)をシステムグループ,ローカルグループに反映するコマンドです。マルチサーバ環境では,すべてのサーバで実行する必要があります。

ここでのシステムグループとは管理ツールで登録したグループを指します。ローカルグループとはクライアントで登録したグループを指します。Scheduler Client又はFacilities Manager Clientで登録したローカルグループを反映の対象とするためには,Scheduler Client又はFacilities Manager Clientの「環境設定」で「ユーザ情報の保存」を「サーバで保存」に設定する必要があります。

<この項の構成>
(1) コマンドの書式
(2) 引数
(3) コマンドパス
(4) リターンコード
(5) 注意
(6) メッセージ

(1) コマンドの書式

grpchg.exe EnvPath /d SchedulePath [/v] [/i] [/s | /l] [/f logname]

(2) 引数

(3) コマンドパス

<インストールディレクトリ>\bin\grpchg.exe

(4) リターンコード

0:正常終了

1:異常終了

(5) 注意

(6) メッセージ

grpchgコマンドが出力するメッセージの一覧を次の表に示します。なお,表中の「x」は,任意の名前です。

表11-4 grpchgコマンドが出力するメッセージ

項番 条件 メッセージ
1 異常終了 エラーが発生しました,上記のファイルが不正です
2 異常終了 エラーが発生しました,上記のディレクトリが不正です
3 組織ファイルがオープンできない ファイルxxxxxがオープンできません
4 ユーザ情報の読み出しに失敗した xxxxxからxxxxxの情報の読み出しに失敗しました
5 引数/v又は/iを指定,かつ
ユーザ情報に相違がある
(相違点をメッセージで表示)
6 引数/iを指定,かつユーザ情報に相違がある 更新しますか?(Y/N)
7 システムグループファイルが見つからない システムグループファイルxxxxxがみつかりません
8 システム(ローカル)グループファイルがオープンできない ファイルxxxxxがオープンできません
9 システムグループのチェック&変換が完了した システムグループのチェック&変換が完了しました
10 システムグループのチェックが完了した(引数/vを指定) システムグループのチェックが完了しました
11 ローカルグループ(人)のチェック&変換が完了した ローカルグループ(人)のチェック&変換が完了しました
12 ローカルグループ(人)のチェックが完了した(引数/vを指定) ローカルグループ(人)のチェックが完了しました
13 ローカルグループ(施設)のチェック&変換が完了した ローカルグループ(施設)のチェック&変換が完了しました
14 ローカルグループ(施設)のチェックが完了した(引数/vを指定) ローカルグループ(施設)のチェックが完了しました
15 スケジュール格納ディレクトリが存在しない スケジュール格納ディレクトリxxxxxが存在しません
16 IDINDX.idxが存在しない IDINDX.idxが存在しません
17 引数の指定が不正 引数の指定が不正です
18 同じ引数を複数指定する 同じ引数が複数指定されました
19 入力したディレクトリ又はファイルのパスが不正 エラーが発生しました,パスが不正です
20 IDINDX.idxがオープンできない エラーが発生しました,IDINDX.idxが不正です
21 指定したログファイルがオープンできない ログファイルxxxxxがオープンできません
22 正常終了 正常終了しました
23 引数が不正 (Usageを表示)